テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

2021祇園祭スペシャル 次世代へつなぐ技と心

番組ID
216969
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年07月31日(土)19:00~20:00
時間(分)
52
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
京都放送(KBS京都)
製作者
京都放送(KBS京都)
制作社
京都放送(KBS京都)
出演者
鶴田真由、ナレーター:有田洋之
スタッフ
構成:岡内義人、イラスト:水谷夏菜、撮影:櫻田純弘、撮影:児嶋英行、MA:土松卓司、ディレクター:酒見有紀子、ディレクター:押谷昭宏、プロデューサー:南哲也、プロデューサー:石場昭雄
概要
祇園祭とは、7月1日の吉符入りから7月31日の夏越祭までの1カ月間にわたり行われる八坂神社の祭礼。祭の主役は八坂神社から市中へ祭神が渡る神輿渡御だが、ハイライトは華麗な山鉾が都大路を練り歩く山鉾巡行だ。7月17日に「前祭」、7月24日には「後祭」が行われ、毎年多くの観光客で賑わう。しかし、2021年は新型コロナウイルスの影響で山鉾巡行が中止となった。2年連続の中止という事態に山鉾町の人々が立ち上がった。「縄がらみ」をはじめとする祇園祭特有の技の継承のため、半数近くの町内で山鉾建てが行われた。2年のブランクによる影響はあったのか。番組では1000年以上もの長きにわたり継承されてきた祭の「技」と「心」、そして196年ぶりに復興する「鷹山」について紹介する。

同じ年代の公開番組

アイヌ アナクネ ピリカ アイヌって、かっこいい

関根摩耶さん(22歳)は、アイヌの文化が色濃く残る平取町二風谷出身。幼いころから「アイヌ語を話せる子ども」と周囲から期待されてきた。慶應大学に通う彼女は現在、SNSでオリジナルのアイヌ語講座を発信している。摩耶さんにアイヌ語を教えたのは父の健司さん。彼はアイヌとして初めて国会議員となった萱野茂さんからアイヌ語を学んだという。萱野さんから健司さん、そして摩耶さんへとアイヌ語は受け継がれたのだ。そんな彼女は中学時代、差別を恐れ自身がアイヌであることを隠していた。しかし、高校生の時に出会ったニュージーランドの先住民族から「アイヌ民族に誇りを持つべきだ」と教わった。彼女はいま、失われつつある言語を残そうとアイヌ文化の魅力を発信し続けている。アイヌ語を残すため新たな活動を始めた人もいる。北見工大で言語の研究をしているポーランド人のミハウ・プタシンスキさん。アイヌの人たちの音声をAIで解析し翻訳するシステムを開発した。自国の言葉を話せなくなった歴史を持つポーランド人だからこそ、言語を守りたい思いが強いという。ユネスコは2009年にアイヌ語が「消滅の危機にある」と指摘している。アイヌ語を後の世代に継承しようという2人の活動を通して先住民族のアイヌ語をどう残していけばよいのか問いかける。※タイトル「アナクネ ピリカ」の「ク」と「リ」は正しくは小文字


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組