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テレビ番組

ネルソンズがゆく! 山陰A級地球レジャー

番組ID
217079
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放送日時
2021年10月10日(日)14:00~14:54
時間(分)
46
ジャンル
groups
芸能・バラエティー
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ドキュメンタリー
放送局
山陰放送(BSS)
製作者
山陰放送(BSS)
制作社
山陰放送(BSS)、メディア・テック
出演者
ネルソンズ山根伸志、ナレーション:森谷佳奈
スタッフ
企画:八幡真和、構成:八幡真和、撮影:岩崎修二、撮影:安達欣巨、撮影:阿部毅、撮影:西村徹、音声:田中洋介、AD:石浦奈歩、編集:御船佳子、デザイン:御船佳子、音響効果:土松卓司、MA:土松卓司、ディレクター:小原友嗣、ディレクター:下村瑤平、プロデューサー:南脇亮太、チーフプロデューサー:山本泰久
概要
山陰地方(鳥取県・島根県)といえば、言わずと知れた“人口の少ない田舎”ではあるが、見方を変えれば、海あり、山あり、砂丘あり、離島ありの、地形のバラエティに富んだエリアでもある。山陰には、ユネスコの「世界ジオパーク」として認定されている絶景スポットがたくさんあり、地球や大地の成り立ちを知ることができる地球規模の大自然の宝庫だ。鳥取砂丘や隠岐など“地球感”を堪能できる山陰のA級の大自然スポットを、人気お笑いトリオ・ネルソンズが訪ね、全身で地球を味わう。

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映像’21 新発見の価値 ~研究の対価を問う理由~

2018年、京都大学の本庶佑特別教授(79歳)は「がん免疫治療法の発見」でノーベル医学生理学賞を受賞した。免疫を強くする方法ではなく、免疫細胞にブレーキ機能があることを発見し、このブレーキを外してがんを攻撃する治療薬を完成させたのだ。薬の開発には小野薬品と米大手製薬会社と共に進め、2014年「オプジーボ」が誕生。産学連携の成功例と誰しもが思ったが、本庶教授は2019年小野薬品に対し訴訟も辞さない考えを示した。その理由は「特許料率の設定の低さ」だ。1992年「オプジーボ」の元となる分子を発見し、がん治療に応用できないか製薬会社を模索するなか、2006年に小野薬品と特許契約を結んだ。当時、日本では研究者の知的財産を守る専門家も少なく、企業と取り交わす特許料率は極めて低かったという。その後、特許料率の引き上げの交渉を進めるなか「オプジーボ」に酷似した薬を別の大手製薬会社が販売を始め、企業間の法廷争いになった。小野薬品は本庶教授に裁判協力を依頼。裁判の結果が出た際には小野薬品が得られた成果配分の40%を求め、了承を得て出廷し証言したという。裁判は小野薬品側の勝訴的和解に終わったが、後に示された配分の料率は1%だったと訴える。その後、小野薬品は特許料と配分の引き上げの代わりに300億円を京都大学に寄付する提案をしてきたが、合意には至らなかった。「研究の対価が正当に支払われていれば1000億円にのぼる」と本庶教授の担当弁護士は指摘する。本庶教授は研究者が得た成果は正当な対価として還元されるべきだと訴える。裁判という強硬手段に出た背景には、基礎研究者を守りたいという思いがある。がん医療を変えた免疫治療の開発者が新たに投じる一石の行方を追う。


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