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テレビ番組

ETV特集 人知れず表現し続ける者たち

番組ID
214654
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放送日時
2017年02月25日(土)23:00~23:59
時間(分)
59
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、いせフィルム、NHKエンタープライズ
出演者
スタッフ
協力:きたやまおさむ(取材)、撮影:水野宏重、音声:井之上大輔、音声:赤川淳、映像技術:佐分利良規、音響効果:永峯康弘、ディレクター:伊勢朋矢、取材:柏原久美子、制作統括:伊勢真一、制作統括:東野真、制作統括:鶴谷邦顕、制作統括:牧野望
概要
「アール・ブリュット」(生(き)の芸術)とは、正規の美術教育を受けた経験のない人々が創る、何ものにもとらわれない独創的な美術作品のことで、近年世界的に注目が集まっている。担い手の中には知的障害や精神障害のある人も多く、作品はなかなか世に出てこないが、圧倒的な迫力に満ちている。誰のためでもなく、黙々と表現し続ける人たちが放つ凄み。日本各地の作家たちの暮らしと創作の現場に分け入り、作品が持つ力の源泉に迫る。
受賞歴
ギャラクシー賞(第54回奨励賞)

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つなぐ ―地域で守る申年の舞―

山口市秋穂(あいお)の赤崎地区は65軒が点在する小さな集落だ。この地区には12年に一度、神社に奉納される「十二の舞」という舞がある。農作物を荒らすサルの被害と疫病を封じ込めようと始まったとされ、申年の11月、申の日に奉納される。いつごろから始まったのかは定かではないが、神主だけが舞う「神主神楽」として続いていたものが、1836年から地元の人々に受け継がれた。戦後一時中断していたが、1973年に保存会が結成され伝統行事を復活させた。2016年は申年。十二の舞の中には子どもたちだけが舞う「神楽舞」がある。今回の神楽舞を担当するのは、地区で生まれ育った申年生まれの小学6年の男子児童2人だ。そのうちの1人、藤田雄大君は、父と祖父と3世代で参加。父も舞を奉納し、祖父はお囃子を担当する。もう1人は吉永隼君。祖父が神社に奉納するもち米を育てている。2人とも3世代同居で、地域の人たちが先生となり夏休みから始まった週2回の練習にも欠かさず参加している。地域の人々が守り継承している伝統の舞を通して、失われつつある地域のつながりや大切さを描く。


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