テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

よみちにひはくれない 若き“俳優介護士”の挑戦

番組ID
210523
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年05月30日(土)13:00~13:55
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
岡山放送(OHK)
製作者
岡山放送(OHK)
制作社
岡山放送(OHK)
出演者
ナレーター:萩原聖人
スタッフ
構成:梅沢浩一、題字:柴田甫、アニメーション:あさののい、撮影:平井大典、編集:平井大典、CG:小幡珠希、編成:吉岡主樹、広報:中山裕美子、ディレクター:白井大輔、プロデューサー:塚下一男
概要
「演技」を認知症介護の現場に取り入れる―。そんなユニークな取り組みが今、注目を集めている。考案したのは、岡山県和気町の介護福祉士・菅原直樹さん(31歳)。菅原さんが開くワークショップでは、参加者自身が認知症患者と介護者の役を演じる。例えば、介護者が「ご飯の時間だ」と話しかけると、患者役は「ドライブに行きたい」など、とんちんかんな答えをする。介護者は否定せず、必ず肯定してから話を進めなければならないルールだ。◆菅原さんはかつて、劇作家・演出家の平田オリザさんの劇団「青年団」に所属し、介護施設で働きながら舞台俳優として活動してきた。介護と演劇を掛け持ちする中で、菅原さんの心に膨らんできたのが、介護と演劇の「相性の良さ」だった。そして2014年4月、地元住民らと劇団「OiBokkeShi(オイボッケシ)」を結成、「ボケは正さず、演じて受け止める」ことの大切さを知ってもらう活動を始めた。◆劇団「OiBokkeShi」が新たに始めたのが、認知症と介護をテーマにした街頭演劇「よみちにひはくれない(夜道に日は暮れない)」。舞台は実在の商店街で、菅原さんのほか、実際に認知症の妻を介護する岡田忠雄さん(88歳)も出演する。夢と現実が入り混じった前代末聞の認知症徘徊演劇。そこには、菅原さんの身に降りかかった1年前の「悲しい出来事」に対する思いと、岡田さんの妻への深い愛情が込められていた。

同じ年代の公開番組

ひろしま百景 ~被爆70年・奇跡の街~ 人々に情報を “Infomation for People” (英語字幕版)

原爆投下から70年。広島に残されている歴史資料(写真・被爆手記・被爆絵画)や当時の映像資料を使いながら、奇跡の街の復旧・復興を紹介するミニ番組シリーズ。未曾有の惨禍と恐怖の中、我々の想像をはるかに超える力を発揮した人々の姿を伝える。◆爆心地から約1kmにあった広島中央放送局(当時・上流川町)は、猛烈な爆風と火災で壊滅した。放送機能は完全に停止し、広島の声は途絶えた。しかし、市内から約5km北にあった祇園町の原放送所は無事だった。。「この惨状をすぐに伝えなければ」と6日夕刻には、傷ついた14名の放送・技術部員が次々と到着、原放送所の臨時放送機器の復旧に取り掛かった。「電波は出ているか、電波を出せ、放送を続けよ」(旧広島中央放送局放送部・間嶋輝夫副部長)。翌7日午前9時には放送を再開。第一声は、不安に届ける「県知事の治安に関する告諭」だった。NHK祇園放送所(当時・原放送所)は今もラジオ放送所が電波を発信し続けている。(英語字幕版)


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組