テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

NNNドキュメント’10 たけじいの祈り 佐用町水害 孫捜しの一年

番組ID
205600
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2010年08月23日(月)01:15~01:45
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
製作者
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
制作社
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
出演者
ナレーター:牧野誠三
スタッフ
撮影:西川亮、編集:秋山進吾、EED:中澤丈、音響効果:久保秀夫、MA:久保秀夫、ディレクター:小俵靖之、プロデューサー:堀川雅子、チーフプロデューサー:坂泰知
概要
2009年8月9日の夜。台風に伴う豪雨により、兵庫県西部の佐用町では18人が死亡、2人が行方不明になった。小林武さんは長男の嫁・佐登美さんと、4人の孫のうち長女の彩乃さんを亡くした。さらに一番下の孫の文太くんは、姉らと共に避難する途中、自宅近くの用水路で濁流にのまれて行方不明になっている。◆自衛隊が撤収し警察が体制を縮小する中、小林さんは地域の仲間の力を借りながら文太くんの捜索を続ける。そんなある日、12キロ離れた竹やぶで、文太くんが持っていたランドセルが見つかったとの一報が届いた。番組では、時間の経過とともに人々の記憶が薄れ行く中、愛する孫を捜し続ける小林さんの日々を追う。
受賞歴
ギャラクシー賞(第48回奨励賞)

同じ年代の公開番組

刑事定年〔2〕 消えた妻

主人公・猪瀬直也は定年退職したばかりの元刑事。在職中は現場一筋、家庭を全く顧みなかった直也だが、定年後は再就職せず、妻との平穏な時間を大切にしたいと考えていた。しかし、実際に彼を待っていたのは思い描いていたような日々ではなかった。敏腕刑事の定年退職後に待ち受けていた生活とは?…彼はもう、刑事ではない。BS朝日開局10周年記念ドラマ。(2010年10月27日~12月29日放送、全10回)◆第2回「消えた妻」。直也(柴田恭兵)の妻・早季子(浅田美代子)が、行く先も告げずに姿を消した。別れを告げる書き置きを読んだ直也は、窮屈な夫婦関係に嫌気が差しての家出だと確信し、十分な夫婦関係を築いてこられなかったことを反省する。しかし、早季子が見知らぬ男と行動を共にしていることを知ると、不倫の末の駆け落ちなのではないかと不安に駆られ、気が気でない。「ラブアゲイン症候群」なる流行語が脳裏をよぎる中、早季子は中脇達夫(相島一之)という男を伴って帰宅する。ついに別れを告げられるのではないかと恐れる直也に、早季子は意味深なことを言うのだった。


recent_actorsドラマtvテレビ番組
春の馬ダンス!神話の里の初午祭 1番馬伝説と共に ~加治木町木田~

南九州には神話と伝説が数多く残っている。鹿児島県霧島市にある「鹿児島神宮」には、古事記に出てくる山幸彦がご祭神となり、神の代から民衆を見守ってきたと伝えられてきた。◆ここで開催されるユニークな祭りが、460年の歴史をもつ「初午祭~鈴かけ馬おどり~」。奇麗に着飾った“馬”にステップを踏ませながら人々が参拝する、南九州に春を呼ぶ祭りだ。三味線や鉦、太鼓の鳴り物や踊り連を伴い登場する数十頭の馬…。中でも祭りに欠かせない馬が1番目に奉納される御神馬で、隣町の木田集落から出す慣わしが残っている。◆木田集落には「御神馬奉納説」という初午祭の由来となる伝説が言い伝えられてきた。これは、鹿児島神宮のご祭神が信頼をおいた集落の人々が神の馬を大切に育て、成長ぶりを見せるために参拝するようになったというもの。昭和40年代までは集落の多くの人々がこの祭りを楽しみに1年を過ごしてきたという。◆しかし近年、この慣わしが継承し難くなってきているという。それは、機械化による“馬”不足や、集落に残る御神馬保存会に所属するメンバーの高齢化によるもの。伝統ある祭りは消えていくのか、解決方法はないものか。晴れやかな「初午祭」の舞台裏を、四季を通じて鹿児島神宮とつながる木田集落の人々を通して描く。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
田舎のコンビニ  一軒の商店から見た過疎の4年間

野良着姿のお婆さんが店の長いすに座ると、店主の美和子さんが「焼けたよ」とサツマイモを差しだし、「長生きして年金で買い物して」と笑わせる。ここは、能登半島の穴水町にあるよろず屋「やぶこし商店」。買い物に来たお年寄りたちは、昔ながらの井戸端会議に花を咲かせている。人気の秘密は美和子さんの愛嬌あふれる人柄と、お年寄りに寄り添うサービスだ。大型店の進出で、売り上げが落ちる中、美和子さんは交通手段を持たないお年寄りのために送迎や宅配のサービスをしている。単に、店に連れてくるだけでなく、頼めば診療所や農協まで連れて行ってくれる。親戚のような付き合い方で商売をする美和子さん。しかし、どんなに努力をしても、じりじり進む過疎化にはかなわない。お客さんとのやりとりの中に、過疎の現実が見えてきた。「嫁が来ない」とつぶやく親や、唯一の楽しみが「やぶこし商店に来ることだ」と言う独り暮らしのお年寄り。一軒の商店に集う人たちの暮らしから、祭り、教育、農業などすべてに限界が来ている田舎のありのままが見えてきた。しかしここ、やぶこし商店には、笑顔があった。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組