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テレビ番組

テレメンタリー2022 がんになった医者

番組ID
216911
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放送日時
2022年01月16日(日)10:00~10:30
時間(分)
26
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
長野朝日放送(ABN)
製作者
長野朝日放送(ABN)
制作社
長野朝日放送(ABN)、トラストネットワーク
出演者
スタッフ
取材:中村あゆみ、撮影:塩原弘道、撮影:寺澤大治、編集:山崎祐太、MA:安野真里子、タイトル:木内貴美、プロデューサー:郡司勝己、デスク:倉島崇志
概要
がんの治療を行う側だったがんの専門医が、治療を受ける側になった。その闘病の様子を伝えるドキュメンタリー。◆長野県松本市の相澤病院で、がん集学治療センター化学療法科統括医長として働く中村将人医師(48歳)は、2021年1月、PET検診で「甲状腺がん」と診断され、勤務する病院で甲状腺全摘手術を受けた。手術前後の様子と、その後の職場復帰に向けた病院内のやり取りなどを撮影。また、信州大学医学部附属病院で受けた放射性ヨード内用療法と、それに伴うシンチグラムの様子にも密着した。これまで多くのがん患者を診てきた中村医師だが、自身の経験を通じ、「改めてがん患者の思いを知ることとなった」と話す。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(2022年放送と公共性優秀(abn信州がんプロジェクト))、ギャラクシー賞(第59回報道活動部門奨励賞(abn信州がんプロジェクト))

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映像’22 研究者法廷に立つ 特許の対価を問う理由

がんの免疫治療薬「オプジーボ」。薬の原理となる物質を発見したのは2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授だ。本庶さんは受賞から1年半後、共同研究のパートナー小野薬品に賠償額226億円(当時)を求め訴えを起こした。そして2021年11月、裁判所の強い勧めもあり本庶さんと小野薬品の和解が成立。番組では研究者、企業、そして裁判所三者の協議の真相を紐解く。◆2014年「オプジーボ」の特許権をめぐり小野薬品と米企業で展開された国際裁判に、本庶さんは小野薬品側の証人として出廷。裁判は和解的勝利となり、巨額のロイヤリティが小野薬品に入ることになった。2020年、本庶さんは国際裁判の和解で得た収入を大学の研究者にも還元せよと求めたが、小野薬品はリスクの高い新薬の開発に巨額の資金が必要であり、追加の支払いには応じられないと主張した。2021年9月に行われた双方の尋問では上場企業のトップとノーベル賞受賞者が時に激しく攻撃し合う場面も見られた。それから約2か月、裁判は裁判所の強い勧めもあり和解に至る。小野薬品は本庶さんに50億円を支払い、京都大学に設立された基金に230億円寄付するという内容だった。


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