テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

漁師町のそば屋

番組ID
209372
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年03月30日(月)01:30~02:25
時間(分)
49
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
CBCテレビ
製作者
CBCテレビ
制作社
CBCテレビ、フィックス
出演者
ナレーター:湯浅浩史
スタッフ
撮影:大島伸司、編集:青木茂樹、音響効果:近藤有美、MA:上松健二、演出:西垣暢昭、プロデューサー:藤井稔、プロデューサー:澤田明理
概要
古くからの漁師町、愛知県南知多町豊浜。この町に、おろしそばが評判の手打ちそば店「ともゑ庵」がある。店を営むのは、一見どこにでもいるような3世代同居の家族だが、内実はなかなか複雑で…。それぞれが傷つき、家族を壊し、子供を捨てた。その悲しみと向かい合い、乗り越え、この漁師町のそば屋で、彼らは再び家族としての絆を取り戻そうとする。そんな人々の姿を静かな筆致で丹念に描いたドキュメント。

同じ年代の公開番組

宮城まり子と「ねむの木学園」 密着15年の記録

女優・宮城まり子。1968年、私財を投げ打ち、静岡県に日本初の肢体不自由児養護施設「ねむの木学園」を設立した。その創設秘話を明かし、そして宮城と学園の日常に密着する。子どもとは何か、教育とは何か、障がいとは何か、そして愛情とは何か。88歳になり、自らの死を強く意識しているという宮城が、いま伝えたいこととは…。◆幼い頃の宮城は不幸の連続で、旅芸人として各地を回る日々を過ごした。だがやがてヒット曲「ガード下の靴磨き」で大衆の心をつかみ、一気にスターへと上り詰めた。そんな時に出会ったのが芥川賞作家・吉行淳之介だった。人気女優と妻子ある作家の道ならぬ恋。それは苦悩の日々の始まりでもあった。それから十数年後、宮城は「ねむの木学園」設立に向け奔走することになる。吉行との愛が、肢体不自由児に意識を注ぐきっかけとなったという。◆今も体当たりで子どもたちと向き合い、愛情を注ぎ続けている宮城。“おかあさん”としてねむの木学園の子どもたちと暮らしている。肉親からの愛情に縁遠かった子どもも少なくない。だが「駄目な子なんかは一人もいない」という強い信念を持つ宮城の愛情と、感性と感受性を大切にする教育により、子どもたちは隠れた芸術的才能を開花させた。中でも純粋でひたむきな絵画は、本場パリでも絶賛を受けた。彼らが描く絵には、48年という長い年月、一心に愛を注ぎ続けてきたおかあさん…宮城への思いが溢れている。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
うんとこしょ、どっこいしょ

四万十川支流の山間にある高知県四万十市西土佐大宮地区。133世帯286人が暮らし、その半数が65歳以上という限界集落である。この集落に転機が訪れたのは2005年。集落で唯一、日用品やガソリンなどを販売していた農協の出張所が、赤字経営を理由に撤退を決定。そこでお年寄りや農家のため、そして集落の存続のために、元JA職員の竹葉傅さんが中心となり、住民108人が計700万円を出資して、株式会社「大宮産業」を設立した。◆大宮産業では竹葉さんが社長を務め、社員1人、パート2人を雇用。住民目線の販売店舗運営を進め、設立以来、黒字を計上している。しかし、このままではいずれ利用者数は先細りし、維持は困難となる。そこで大宮産業が取り組んでいるのが、特産米「大宮米」の地産外商。病院や学校などに販売し、コメの売り上げはガソリンと並ぶ大きな収入となっている。◆株主の1人、岡村清子さん82歳。独り暮らしで車の免許がない清子さんは、週に1回、自転車で買物にやって来る。店まで片道1.5キロの道のりを、懸命にペダルを漕いで走る。清子さんたち住民にとって、大宮産業は大事な大事な場所なのだ。番組では、大宮米の田植えから収穫、秋の感謝祭、そして冬から春へと続く1年の流れを軸に、過疎高齢化と向き合う竹葉さんたち大宮産業の取り組みを描く。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
FNSドキュメンタリー大賞 生ききる 患者の死と医者の生き方

新潟県上越市にいる風変わりな医師・平原克己さん。地域唯一の診療所を運営しながら、100人近くを在宅で診療している。自由気ままな一方で、患者の心と身体を第一に考えるまっすぐな医者だ。これまで在宅で看取った患者は約200人。24時間365日、呼ばれれば必ず向かう姿勢に患者も信頼を寄せている。◆患者のひとり、室井敏夫さん夫婦はこどもがおらず、老老介護。それでも自宅にいたいという夫・敏夫さんのために、妻・キチヨさんは献身的に看病を続ける。訪問看護や訪問介護を利用しながらの夫婦二人三脚の日々は、「闘病」ではなく「日常」であった。◆胃がんと認知症の大平タマオさん。高齢のため、がんの進行はほとんど見られない。予後に影響するのは、ゆるやかに進行する認知症。食欲旺盛なタマオさんだが、日常的な動作が困難になっていくことが予測される。意識が低下し、食べることができなくなったら…。家族は難しい選択をしなければならない。◆若くしてガンを患い、最期の時を自宅で過ごすと決めた石田善彦さん。遠く離れた子供や孫たちも、頻繁に実家に戻って励まし続ける。石田さん本人と家族が、少しずつ死を受け入れていく姿は、逆に生きる喜び、家族の絆を物語っていた。番組では、平原医師と患者・家族の日常を追い、「死」から見える「生」を考える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組