HTBノンフィクション アイヌの誇り胸に ~受け継がれしエカシの言葉~ | テレビ番組 |
番組ID | 214927 |
---|---|
放送日 | 2020.02.02 |
分数 | 46 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
放送局 | 北海道テレビ放送(HTB) |
製作者 | 北海道テレビ放送(HTB) |
制作社 | 北海道テレビ放送(HTB)、アウンビジョン、エイチ・ティー・ビー映像 |
出演者 | ナレーション:大橋千絵 |
スタッフ | 音響効果:前村あづさ、MA:沢里憲壮、撮影:浅野光宏、音声:藤田海、編集:中川大輔、美術:松田仁、取材:立田祥久、ディレクター:藤島保志、プロデューサー:沼田博光 |
概要 | 祖父が書き残したノートをたよりに、明治から続く日本人への同化政策で消えつつあるアイヌ文化を再び輝かせようと、アイヌの誇りを胸に前を向く父子に密着した。一族の文化を引き継ぐ証として父が子に対して行う儀式、およそ20年ぶりに行われた土葬による弔いの儀式など、貴重な映像とアイヌの精神文化を紹介する。◆周辺一帯のアイヌの人々から尊敬を集めた葛野辰次郎エカシ(長老)が亡くなったのはおよそ20年前。エカシはアイヌの風習や言葉を大量のノートに記した。しかし息子の次雄さんは貧困のため中学校にさえ満足に行くことができず、アイヌ語を学ぶ機会も失われた。それでもエカシの想いを引継ぎたいと、儀式を仕切る父の姿の記憶を頼りに、アイヌ民族復権を目指して祭祀としての活動を始める。次雄さんの息子、大喜君はアイヌとして生きることを決めた。以前は日本人として他の日本人と同様の暮らしを送り、あえてアイヌを名乗って、アイヌの復権を目指す必要があるとは感じていなかった。しかし祖父と父がアイヌとして生き、アイヌ民族としての尊厳を取り戻そうと活動してきた姿を見て、自分も何かできないかとアイヌについての勉強を始める。それは先祖の暮らし、文化、自然に対する考え方や死生観の“学びなおし”の作業だった。 |
受賞歴 | ギャラクシー賞(第57回奨励賞) |