生きて“カエル” ~海軍士官が残した書~ | テレビ番組 |
番組ID | 211703 |
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放送日 | 2016.11.07 |
分数 | 49 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
放送局 | 大分放送(OBS) |
製作者 | 大分放送(OBS) |
制作社 | 大分放送(OBS) |
出演者 | 語り:村津孝仁 |
スタッフ | 技術:足立春樹、技術:船河正昂、美術:平松美佐子、取材:堀公一、撮影:藤本正成、編集:藤本正成、構成:加賀其昌、制作統括:佐藤陽子 |
概要 | 1941年12月23日、別府市の料亭「なるみ」に海軍の隊員たちが集まり、真珠湾攻撃の祝勝会が開かれた。参加していたのは、第一撃を落としたとされる高橋赫一海軍少佐らである。この時、料亭の亭主にお礼として、機密だった真珠湾攻撃の写真を密かに手渡した。その写真とともに残したのが、「一撃必中」と書かれた書であった。以後、なるみを訪れた海軍士官らが書をしたためるようになり、1944年末までに300人以上の隊員の書が残されている。多くは「必中」や「撃沈」など勇ましい言葉が並ぶが、その中には、生きて故郷に戻ることを絵で表したとされる「力エル」など、文字では表せない隊員の思いを描いたものもあった。1944年の暮れ、なるみには特攻出撃を控えた隊員が訪れるようになる。最後に残されたのは、1か月後に出撃することになる隊員の書。文字こそ「必中」などと変わりはないが、それまでのものとはまったく異なる荒々しさがあり、覚悟とともにやりきれなさを感じる。残された書を通して、当時の隊員の思いを伝える。◆平成28年度文化庁芸術祭参加作品 |