ラジオ沖縄報道特別番組 私宅監置・沖縄 ~扉がひらくとき~ | ラジオ番組 |
番組ID | R22619 |
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放送日 | 2018.05.28 |
分数 | 60 |
ジャンル | ドキュメンタリー・録音構成 |
放送局 | ラジオ沖縄(ROK) |
製作者 | ラジオ沖縄(ROK) |
制作社 | ラジオ沖縄(ROK) |
出演者 | ナレーション:竹中知華 |
スタッフ | 脚本:西中隆、構成:西中隆、制作:西中隆、演出:西中隆、効果:西中隆 |
概要 | 2018年春、沖縄県北部に実際に使用していた「私宅監置」の小屋が現存することが公表された。自宅敷地内の小屋などに精神障がい者を閉じ込める私宅監置は、1900年の精神病者監護法で国の許可のもとに行われた。戦後、本土では禁止されるが、沖縄では本土より22年も長く続いた。精神医療の遅れ、米軍統治、貧困など、沖縄独特の背景が招いた悲劇だった。沖縄での精神障がいの発症は多かったのか、原因は何なのか。そこには戦争の影響が否定できない。おだやかな県民性さえも関係する。名護市の保健所職員、波照間島の当時の国民学校生らは、私宅監置の状況を生々しく証言する。高齢化で私宅監置の闇を知る人が少なくなる中、今年4月、沖縄県精神保健福祉会連合会が私宅監置の展示会を開催し、最終日のシンポジウムでは、精神障がい者とその家族が壮絶な体験を語った。そして、その一人は最後にある決意を口にする。闇を光に変えるために。二度と繰り返さないために。これから何が出来るのか。今も隔離収容性が高い日本の精神医療の源流であった私宅監置。私宅監置の本当の扉は、どこにあるのか。 |
受賞歴 | ギャラクシー賞(第56回大賞)、日本民間放送連盟賞(第66回準グランプリ、報道番組最優秀) |