テレメンタリー2012 砂漠をマグロが泳ぐ日 ~不思議な水が養殖を変える~ | テレビ番組 |
番組ID | 207591 |
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放送日 | 2012.05.14 |
分数 | 26 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
放送局 | 瀬戸内海放送(KSB) |
製作者 | 瀬戸内海放送(KSB) |
制作社 | 瀬戸内海放送(KSB) |
出演者 | ナレーション:菊川怜 |
スタッフ | 撮影:角南尚吾、撮影:大林寛之、EED:吉永順平、MA:細川尚史、音響効果:浜田栄二、取材:岡薫、構成:岡薫、プロデューサー:満田康弘、プロデューサー:多賀公人 |
概要 | 国連の発表では2050年までに世界の人口は90億人を突破すると予測されている。その中で危惧されるのは食糧危機だ。家畜や飼料はもちろん、魚介類も同じ。「食卓からマグロが消える日が来ると思う」。◆岡山理科大学工学部の山本俊政准教授は、陸上の閉鎖された環境で、回遊魚の代表格・マグロの養殖実験に挑戦を始めた。養殖が最も難しいと考えられ、枯渇の心配もされているマグロの陸上養殖に成功すれば、技術の高さを証明できるに違いない。一人の熱血研究者が斜陽産業とも言われる漁業に一筋の光を照らす。◆使用するのは、海水でも淡水でもない「好適環境水」と名付けた人工水。真水にわずかな電解質を溶かしたこの不思議な水は、原始の海と同じような成分で、海水魚も淡水魚も飼育できる。マグロと同時にトラフグやヒラメ、クエなど、10種類以上の海水魚の養殖実験に山本准教授は取り組んでいる。◆その技術は養殖の未来を変えるかもしれない。砂漠をマグロが泳ぐ日は来るのか。番組は、アクシデントに見舞われながらも挫けることなく突き進む研究者の姿を描く。 |