ふるさと百景 「和紙の王」雁皮紙を漉く(島根・八雲村東岩坂) | テレビ番組 |
番組ID | 011824 |
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放送日 | 2003.02.02 |
分数 | 11 |
ジャンル | 教育・教養 |
放送局 | 日本海テレビジョン放送(NKT) |
製作者 | 日本海テレビジョン放送(NKT) |
制作社 | 日本海テレビジョン放送(NKT) |
概要 | 時代の流れとともに消えようとしている、ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを映像遺産として後世に伝えるシリーズ。◆雁皮紙(がんぴし)は、ジンチョウゲ科に属する木「雁皮」から作った和紙。強靭な紙として写経などを保存、記録用紙として愛用されている。島根県八雲村では雁皮紙の里として伝統の技術を守って和紙づくりに取り組んでいる。安部信一郎さんは、人間国宝、安部栄四郎を祖父にもち大学を卒業後、和紙の道に入った。信一郎さんは、祖父栄四郎の、雁皮をつけたまま紙作りをするという雁皮紙製作方法を忠実に守り続けている。雁皮を五日間水にさらし、ソーダー灰と一緒に窯で煮て、ゴミを取り除いた後叩解(こうかい)作業で皮を細かく砕く。さらに、漉き舟の中に繊維同士を絡める「トロロアオイ」と混ぜ、いよいよ一枚一枚神経を集中する漉きの作業となる。漉き終わった紙は、晴れた火に天日干し。 |