テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

原発水素爆発 わたしたちはどう伝えたのかⅡ

番組ID
206386
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2011年12月31日(土)10:30~11:25
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
school
教育・教養
放送局
福島中央テレビ(FCT)
製作者
福島中央テレビ(FCT)
制作社
福島中央テレビ(FCT)
出演者
ナレーター:徳光雅英、ナレーター:中山由佳
スタッフ
撮影:野地宣良、編集:野地宣良、音響効果:斎藤僚、ディレクター:小林典子、プロデューサー:佐藤崇
概要
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、福島県は最大震度6強の激しい揺れと直後の大津波に見舞われ、甚大な被害を受けた。中でも、全交流電源を喪失した東京電力福島第一・第二原子力発電所については、政府から非常事態宜言が出された。◆12日午後3時36分、津波被害を伝えていた福島中央テレビのニュースセンターに、「煙!」の声が響いた。福島第一原発を捉え続けていた定点カメラからの映像を見ると、1号機一帯が大きな煙に包まれていた。VTRを巻き戻してみると、明らかに爆発しているのが見えた。しかし、その煙が何なのか、放射性物質は含まれるのか、東京電力や国、県に問い合わせても、事態をまったく把握していなかった。◆映像以外にまったく情報がない中、この危機を福島県民にどう伝えるべきか。ニュースセンター内は苦悶しながらも、4分後に全国放送に割って入る形で、県内向け緊急放送を始めた。原稿はない。「見たままをしゃべれ、爆発というな」という指示に、アナウンサーは言葉を慎重に選びながら、約8分間、緊急放送を続けた。1時間後の全国放送で「この事態を初めて知った、テレビ以外の情報はなかった」と菅直人前総理も認めた。「水素爆発」との発表があったのは、爆発から5時間後だった。◆14日以降、福島第一原発3、2、4号機の爆発が相次ぎ、放射能に対する福島県民の不安がピークに達した。その一方、ガソリンや水、食糧の不足が深刻となる中、福島中央テレビは取材規制エリアを当初の半径30キ口から40キロ圏外へと拡大するなど、いくつかの方針を決めた。それが正しかったのか、今もわからない。ただ、「30キロ圏内には屋内退避している住民がいるのに」と、多くのスタッフがその後も負い目として抱え続けたことは間違いない。さらに、原発から離れた地域の視聴者からも「助けてください」「本当のことを放送して」などのメールが相次いだ。◆震災発生から9か月。未曾有の大震災と原発事故の報道がどうであったのか。福島中央テレビは地元の放送局として何ができ何ができなかったのかを自己検証し、被災地域のメディアとして震災2年目に向けた課題を考える。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第60回報道番組優秀)

同じ年代の公開番組

どさんこドキュメント 届かない最期の声 死因究明の闇

1988年11月、齋藤愼也さん(享年29歳)は北海道北見市のアパート自室の浴槽で死亡していた。警察の判断は「溺死」。事故直前、愼也さんがアパートのガス湯沸器の不調を訴えていたことから、父・武雄さんは死因究明のために司法解剖を求めたが、実施されなかった。しかしわずか5か月後、同じ部屋で次に入居した男女が一酸化炭素中毒で死亡した。原因は同じ湯沸器の故障だった。武雄さんは「息子の死因を特定していれば、2人の死は防げたはず」と、愼也さんの最期の声を聞いてあげられなかったことを悔やんでいる。◆旭川医科大学1階にある剖検室。2010年にここで解剖された遺体は211体。解剖後の検査を含めれば、ほぼ毎日解剖に携わっている計算だ。「これ以上の受け入れは難しい」」と話すのは清水惠子教授。教育と研究という大学の本分が侵され、大学の経営にもプラスにならない司法解剖を積極的に引き受ける機関は減っている。事態は深刻化しつつあり、青森県の司法解剖を一手に引き受けていた弘前大学は、解剖の受け入れを停止した。理由は「責任を持って受け入れられる数を超えた」ことであった。「どこの地方大学でも起こりうる事態」だと関係者は指摘する。◆今の制度では、事件捜査と関係する司法解剖には捜査機関が関心を持つが、事件性がない解剖については監督責任者がいない。制度の不備は、避けられるはずの悲劇を繰り返し続けることを意味している。死はあらゆる人に平等に訪れる。人生の最期の声を聞き取る、全国一律の死因究明制度の確立が求められている。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ヒロシマ大衆演劇の父 ~78歳 名物支配人の夢舞台~

広島市内にある大衆演劇場の支配人の大衆演劇への思いに迫るドキュメンタリー。◆広島市にある大衆演劇の芝居小屋・清水劇場。開館以来、支配人を務める高田博さん(78歳)は香川県の小豆島出身。父親が経営する劇場を病気がちだった父親に代わって引き継いだが、経営が傾き倒産させてしまう。しかし、50歳の時に清水劇場の支配人として再出発。様々な企画を繰り出し、全国有数の観客動員を誇る劇場に育てた。高田さんは脚本家としての顔も持ち、原爆劇など大衆演劇では馴染みのない社会性の強い芝居も書いてきた。そんな高田さんの新作「母千里」は北朝鮮による拉致問題を題材にした作品。小学校の4年間を広島で過ごし、中学一年生の時に新潟県で拉致された横田めぐみさんのことを思い、作られた。しかし、重いテーマに何人もの役者から演じることを断られる。ようやく引き受けてくれたのが、劇団「春陽座」の澤村新吾さん(66歳)。「母千里」は日本海に面した港町にピクニックに訪れたところ、娘が突然姿を消し、19年後に市役所から北朝鮮にいることを知らされるというストーリー。「母千里」は横浜でも上演され、会場には横田めぐみさんの父・滋さんも訪れた。そして作品のラストに、芝居小屋は涙に包まれる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組

Copyright Broadcast Programming Center of Japan.