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テレビ番組

NNNドキュメント’10 沖縄・43年目のクラス会 変わらぬ怒りと苛立ち

番組ID
205857
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放送日時
2010年04月19日(月)01:20~02:15
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
日本テレビ放送網(NTV)
製作者
日本テレビ放送網(NTV)
制作社
日本テレビ放送網(NTV)
出演者
ナレーター:伊藤惣一
スタッフ
撮影:大城学、音声:岸本充、編集:佐藤幸一、EED:近藤雅明、ミキサー:浜口崇、音響効果:半澤知宏、広報:永井晶子、デスク:小野裕子、ディレクター:窪岡文男、プロデューサー:加藤就一、プロデューサー:日笠昭彦、チーフプロデューサー:谷原和憲
概要
テレビドキュメンタリーの草分け「ノンフィクション劇場」で放送された「我ら日本人 沖縄18歳の発言」。本土復帰5年前、米軍占領下で育った高校3年生が、基地経済に依存せざるを得ない不満や苛立ち、本土に対する期待や不信感など、複雑な心情を吐露している。その3年後、1970年にスタートした「NNNドキュメント」は、高校生のその後の歩みを約40年、追跡取材してきた。普天間基地移転が注目を集めるなか、間もなく還暦・定年を迎える彼らの目に、今の沖縄、日本という国はどう映るのか。NNNドキュメント40年企画。
受賞歴
ギャラクシー賞(第48回奨励賞)

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窓をあけて九州 操さんの掛け干し

「棚田んために生まれてきたようなあんべがします」ぴったりと水が張られた田んぼで田植えをしながらそう話すのは野上操さん。薩摩半島の真ん中、東市来町尾木場の棚田の田守人だ。◆標高325メートルの山の斜面に広がる尾木場の棚田。その中でもひときわ目を引くのが、操さんの全長200メートルもある田んぼだ。蛇行する田んぼの曲線に沿うように、春には一面にレンゲの花が咲き、田打ち、代掻き、田植えに稲刈り、そして秋には長い掛け干しを作る。その曲線は人の手と山の風景がつくる芸術品のようだ。◆尾木場の棚田は明治時代に野上休右衛門という農夫の手によって開墾が始まった。休右衛門は操さんの祖父・喜次郎の兄にあたる人物。山の湧き水とため池の雨水を頼りに、明治・大正・昭和と時代を経て石を積み上げ出来上がった棚田は「休右衛門新田」と呼ばれ、山の上の人々の暮らしを支えてきた。先祖が開墾したこの棚田の四季の営みを、操さんは半世紀以上の間、大切に守っている。◆しかしここ20年ほどで離農・離村が続き、集落の人口は30人に減り、平均年齢は70歳を超えている。跡継ぎの居ない操さんも、山のふもとの病院に入院する妻タミさんの看病をしながら農作業を続ける毎日だ。戦後まもなく結婚し、山の上で操さんと働き続けてきたタミさん。そのタミさんのために早朝から棚田へ出て作業し、午後からは病院へ通う。3年間ほぼ休むことなく操さんはこの生活を送ってきた。◆そして65回目の田植えが始まる一月前の5月…。山の上の棚田の四季と、そこに暮らす田守人の棚田への思いを描く。


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