テレビ番組
新九州遺産 鹿児島 1番馬伝説と共に
番組ID
205741
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放送日時
2011年01月01日(土)06:30~07:25
時間(分)
48
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
南日本放送(MBC)
製作者
南日本放送(MBC)
制作社
南日本放送(MBC)
出演者
ナレーション:ちゃんサネ
スタッフ
テーマ曲:Viento、カメラ:福留正倫、カメラ:矢野龍一郎、カメラ:牧尚聖、カメラ:濱元二男、音声:江平美幸、音声:山崎麗桜、音声:有馬邦行、音声:花北忠明、音声:安田一敬、音声:庄内佑吏、技術:村岡竜樹、題字:椎原紀子、美術:山口雅代、美術:遠矢隆洋、美術:新村友美、美術:坂口博、美術:福崎麻美、ディレクター:入田智子、ディレクター:豊倉真奈美、ディレクター:北原由美、ディレクター:切通啓一郎、プロデューサー:山崎兼敏、プロデューサー:古川廣生
概要
JNN九州・沖縄共同制作シリーズ「新九州遺産」。九州沖縄地方の豊かな自然や古来からの歴史、多彩な文化など、かけがえのない郷土の遺産を後世に伝える。◆神話と伝説が数多く残る鹿児島県霧島市。隼人町にある「鹿児島神宮」は、古事記に出てくる天津日高彦穂穂出見尊(山幸彦)がご祭神となり、神の代から民衆を見守ってきたと伝えられている。「鯛車」などの信仰玩具に「亀石」…御祭神にまつわる物がみられる鹿児島神宮が最も賑いを見せる日がある。南九州に春を呼ぶ祭りといわれ、460年の歴史を持つ「初午祭~鈴かけ馬おどり」。主役は馬だ。◆これは全国に類をみないユニークな神事といわれ、奉納される馬は、鈴をかけ綺麗に飾りつけされた鞍を乗せてステップを踏む。その後ろに続くのは、三味線や鉦・太鼓の鳴り物や踊り連…。人馬一体となり催されるこの祭りには、欠かせない馬がいる。1番目に奉納される御神馬。隣町の木田集落から出すことが昔から決められている。◆姶良市加治木町木田集落には「御神馬奉納説」という初午祭の由来となる伝説が言い伝えられてきた。これは、鹿児島神宮のご祭神が信頼をおいた集落の人々が神の馬を大切に育て成長ぶりを見せるために参拝するようになったというもの。昭和40年代までは集落の多くの人々がこの祭りを楽しみに1年を過ごしてきた。しかし近年、この慣わしが継承し難くなってきているという。◆この年も初午祭の季節がやってきた。御神馬を出すのは集落に2軒だけある馬主の澤崎さん親子。2歳の新馬をゼロから仕立てあげる。練習が始まると保存会唯一の20代・翔太さんの姿もあった。祖父は集落でも有名な馬おどりの学識者。そんなじいちゃんの後姿を見て育った彼の夢は、1番馬の手綱を持つことだ。20年以上のベテラン陣が大半を占める馬おどりの練習は、本番1ケ月から毎日続けられる。馬不足、後継者不足の課題を抱えながら1番馬伝説を守り続ける木田集落の人々の姿を追う。