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テレビ番組

救済のとき ~カネミ油症42年 被害者たち闘いの軌跡~

番組ID
205679
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放送日時
2010年05月31日(月)01:25~02:25
時間(分)
52
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
九州朝日放送(KBC)
製作者
九州朝日放送(KBC)
制作社
九州朝日放送(KBC)
出演者
ナレーション:宮城さつき
スタッフ
撮影:中嶋知広、編集:日野香織、題字:半田真理子、音響効果:郡孝司、MA:永吉孝志、EED:怡土太一郎、取材:花田明男、構成:花田明男、プロデューサー:濱田克則、制作:岩村智
概要
カネミ油症認定患者、嶽博幸は末期がんを患っている。症状は日に日に進行し、体重は以前から13キロも減った。11歳でカネミ油を食べた嶽は、直後から油症特有の吹き出物の症状に悩まされてきた。症状は今も続き、首やでん部にも無数の吹き出物がある。油症で嶽の人生は大きく狂わされた。6年前にようやく患者に認定されたが、責任企業のカネミ倉庫から支給されたのは見舞金23万円と医療費の一部のみ。賠償金もなかった。嶽は残された命をカネミ患者の救済に捧げることを決意した。◆嶽が参加した被害者の長崎集会を機に、救済法成立を求める機運が高まり始める。そして弁護士の保田行雄も嶽をはじめとする被害者たちの救済に本格的に動き始めた。しかし、「国の壁」は厚い。救済法成立へ向けて活動を続ける嶽と保田。国会の会期末は6月。嶽のがんも進行している。残された時間は少ない。42年目の救済を目指す被害者たち。命の叫びは果たして届くのか?。
受賞歴
「地方の時代」映像祭(2010選奨)

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沈まない「水没地区」 ~ダム計画に揺れる町~

政権交代で凍結された全国のダム事業。愛媛県の山鳥坂ダム事業は、住民が移転補償金額に合意し、用地買収の正式調印を目前に控えた中での突然の事業凍結だった。いわば用地買収が仮契約状態での事業凍結という、全国の凍結事業の中で、唯一のケースだ。◆1982年(昭和57)に予備調査が始まった山鳥坂ダム事業は、1992年(平成4)に地元旧肱川町がダム建設の受け入れを表明し、ダム計画は前進するはずだった。しかし長引く反対運動や与党からの事業中止勧告、計画見直しによる規模縮小などで足踏みが続き、水没地区住民は28年間、移転後の生活再建を待たされ続けた。◆水没地区に暮らすのは33世帯、約70人。平均年齢は75歳を超える過疎と高齢化がすすむ地区だ。ダム計画が出て以降は、水没地区はダムに沈むという理由で道路や水道などの施設に手は入れられず、置き去りにされたままである。◆そして2009年(平成21)9月にようやく補償金額が合意し、住民は移転後の新たな生活に向けて具体的に動き始めていた。ダムに沈まない土地に移転するために新しい家を買ったり、水没地にあるお墓を移転させたり、中には移転にかかる費用のローンが始まった人もいるという。しかし突然の事業凍結で支払われるはずの補償金が出ない事態に。◆国や民主党に要望を続ける自治会は、これまで生活再建を進めるためにダム建設推進を要望していたが、2010年になってダムの是非とは切り離して、生活再建の補償を優先して求める行動に出た。これ以上ダムの犠牲になって待たされる訳にはいかないのだ。ある住民は「もうダムはできなくてもいい」と口にする。28年間翻弄され続けた住民の叫びが聞こえてくる。(番組は2010年5月の状況を取材したものです)


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