【企画展示】  体験！体感！！テレビ美術のうらおもて

　テレビ放送開始70年を経て、テレビの制作現場の技術は日々進化しています。その中でも、テレビ美術は「伝統」で培われた技術に、デジタル技術など新たな技術を加えた「革新」の時代を迎えています。本展示会では、過去から現在へと培ってきたテレビ美術のつくり方や工夫、そして未来に向けての取り組みを紹介します。デザインから美術製作にいたるまでのプロセス、美術スタッフのワンカットへのこだわりや細かいところまでの作りこみ、サステイナブルへの挑戦など、テレビ美術の魅力をたっぷりと伝えます。

• 会　期：２０２４年２月２３日（金・祝）～４月７日（日）月曜休館
• 時　間 : １０時～１７時
• 会　場 : 放送ライブラリー　展示フロア
• 主　催：（公財） 放送番組センター、テレビ日本美術家協会、ＮＨＫアート
• 共　催：ＮＨＫ横浜放送局
• 入　場：無料

【緊急告知】

企画展関連イベント「平安宮仕えVR」

明日3/23（土）11時～17時に、平安時代の貴族の風俗と文化を、VRで体験するイベントを実施します。

①ヘッドマウントディスプレイで貴族につかえる女性・女房の仕事を体験する「平安宮仕えVR」

②広視野４Kディスプレイで平安貴族の世界を自由に散策する「平安お屋敷探索VR」

大河ドラマ『光る君へ』の舞台の、平安貴族の風俗と文化を体験してみませんか？

※①「平安宮仕えVR」は時間予約制です。10時30分から整理券を配布します。
※①「平安宮仕えVR」の体験は13歳以上とさせていただきます。 ②は年齢制限はありません。
※上記イベント開催のため、22（金）、23（土）は「それしか ないわけ ないでしょう」の上映は休止になります。

【主な展示内容】　※都合により、展示・イベント内容が変更になる場合がございます。ご了承ください。

〇ウエルカムエリア
◆戦国時代の日本が出現！
　入口は塀重門（へいじゅうもん）・竹矢来（たけやらい）、桜の人工樹木で装飾。春らんまんお花見を楽しんでいただけます！その他、桜を描いた障壁画や甲冑も展示。NHKアートの時代劇美術チームの大道具セット・造園・装飾などのすごワザをご体感ください。

〇ドラマ番組エリア
◆平安時代へタイムスリップ！
　2024年1月より放送開始した大河ドラマ『光る君へ』の清涼殿のセットを一部再現！平安絵巻のように豊かな色彩のセット・装飾・造園をご堪能ください。セットに座って記念撮影も楽しめます。

◆環境負荷削減の取り組み
　リサイクル可能な素材で製作された檜皮葺（ひわだぶき）屋根を模したシートなどを展示、実際に使用されているセットのパーツを手に取ってご覧いただけます。

◆美術年表
　代表的な番組のグラフィックや、実際に使われた小道具やスケッチを公開します。

◆障壁画の変遷
　手描きからデジタルデータの活用への変遷を紹介します。

◆扮装展示
　甲冑の軽量化や肉足袋の仕様など、さまざまな工夫を紹介します。

◆小道具展示
　時代劇で使われたさまざまな小道具の展示と製作のうら側を紹介します。

〇テレビ美術デザイナーたちの挑戦
◆伊藤熹朔賞
　毎年、最も優れたテレビ美術がなされた作品に与えられる賞で、昨年第50回を迎えました。テレビ美術の歴史に輝く、歴代受賞作品を一挙紹介します。

◆デザイナーデスク
　「デザインはこうして生まれる。」美術デザイナーたちの頭の中と番組デザインが生まれる現場をリアルに体験できます。

◆エンターテインメント番組のデザイン
　2023年12月31日に放送された『第74回ＮＨＫ紅白歌合戦』で実際に使用された司会者エリアの美術セットを展示します。記念撮影コーナーもお楽しみいただけます！

◆ユニバーサルデザイン
　より多くの視聴者へ正確な情報を届ける工夫として、ニュース番組でのユニバーサルデザイン（フォント、色彩）導入の取り組みも紹介します。

◆サステイナブル
　子ども番組や情報番組でも環境負荷削減の取り組みを行っています。サステイナブル素材を活用したセットの一部を再現展示します。

【関連イベント】　※お申し込みが必要です。詳細は　こちら

〇ワークショップ
◆BeCYCLE 工作ワークショップ
　テレビ番組のセットなどを製作する際に出てしまう端材や未使用品などを素材にした工作ワークショップ。ご家族連れ、お友達同士でもご参加できます。

〇公開セミナー
◆制作者に聞く！ 大河ドラマ『光る君へ』美術の魅力