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ラジオ番組

土曜ジャーナル 犬の消えた日

番組ID
R03132
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放送日時
2005年12月03日(土)22:15~22:55
時間(分)
40
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
朗読:佐野日名子、朗読:塚田燎岸野幸正、語り:星野豊、朗読:清水優希、朗読:田村真依奈
スタッフ
効果:佐古伸一、効果:杉山聖子、技術:浜中邦基、構成:星野豊、制作統括:平石達生、制作統括:新橋靖典
概要
太平洋戦争末期の1944年秋、日本各地で「畜犬の供出運動」が盛んに行われた。犬や猫の毛皮を、満州など寒冷地で前線を守る兵隊の防寒具にあてるというのが、運動の趣旨だ。さらに軍需省、厚生省からの通達によって供出の徹底が図られ、多くの人々は回覧や隣組の連絡に従って、飼っていた犬や猫を差し出した。あれから60年。当時供出に応じた人々の中には、家族同様に世話をしていた犬や猫との別離の記憶が、今も癒えぬ傷となって苦しみ続けている人がいる。愛犬クロとの別れに貴重な卵を振る舞ったこと、真っ白な雪が犬と猫の血で染まった処分現場など、その記憶は昨日のことのように鮮明だ。戦時下の畜犬供出とは何だったのか、人々の心にどんな影を落としたのか、供出体験者の証言をたどり、その傷跡が現代に問いかけるものを考える。

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日本初の私鉄電車と松本重太郎

日本で初めての私鉄・阪堺鉄道。今から120年前の1885年12月27日、大阪の難波と堺の手前の大和川停留場を結ぶ7.6キロで開業した。多くの来観人民で埋まった沿線を、イギリス製の機関車「和歌号」は歓声と緊張の中、走り抜けた。阪堺鉄道を立ち上げたのは、当時大阪の経済界でこの人ありと言われていた松本重太郎である。◆開業時、すでに第百三十銀行頭取であった重太郎は、鉄道の建設予定地に立ち、人が通れば小豆の粒を、人力車が通れば大豆の粒を右懐から左懐に入れ替えて通行量調査(今で言うマーケットリサーチ)を行った。暮れも押し迫った12月27日の開業にも、計算されたメディア戦略があった。120年前の新聞内容を再現すると、開業日には花火が打ち上げられ、祝いの餅がまかれ、大阪中の芸子が勢揃いして招待客を接待した。◆重太郎は、鉄道・紡績・ビール・精糖・銀行と起業し、当時の関西経済界を席巻したが、功績にまつわる資料はほとんど残っていない。晩年、紡績事業のつまづきから銀行の取り付け騒ぎが起きて破産するが、「悉皆出します」と一族の全財産を投げ出して潔く引退した。この潔さを小説にしたのが城山三郎、題名は「気張る男」。◆番組は、開業当時の機関車「和歌号」が120年前を回想する形で進行。阪堺鉄道にまつわるエピソードを、重太郎の功績を中心に紹介する。歴史研究者、出生地での伝聞、ひ孫の松本洋さんの証言、ルポライターの現場リポート、各種資料を紹介するアナウンサーが次々に登場、「和歌号」をサポートする。出演は笑福亭小松。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組