平日の午前１１時５５分から午後４時まで放送している生ワイド番組。帰省できないリスナーに故郷を感じてもらう企画「あなたに代わって訪問」。リスナーの投稿を頼りに思い出の場所を訪れ、今の情景を音で伝える（新型コロナ感染防止のため、誰にも会わず、インタビューもしない）。今回は、青森の南西部、車で３０分ほどのところに位置する浪岡地区を訪ねる。最初に立ち寄ったのは「女鹿沢（めがさわ）中学校」の跡地。今はどうなっているのか、周辺にあった商店はまだあるのかなど、リポーターがマイク片手に歩いて行く。後半は「ドライブイン・ライブ」。周囲に人がいない公園などをドライブイン・シアターに見立て、そのステージでおこなうライブ演奏をカーラジオを通して聴いてもらおうというもの。事前告知はしなかったが、会場には１５台ほどの車が集まった。（８０分の編集版を公開）

ＳＢＣラジオ７０周年を記念する特別番組のオープニング番組として、１９８４年４月９日から２００３年３月２８日まで放送されていた朝のワイド番組「スタートいちばん！」がこの日限定で復活した。信越放送の前身となる信濃放送が１９５２年に開局した際の記念番組やＣＭなど、歴代の貴重な音源や資料をもとに、ＳＢＣの７０年を作ってきたパーソナリティーが集結し、懐かしの音源とともに振り返る。１通のハガキからリスナーを想像して５～１０分しゃべれるようにするといった、当時のパーソナリティーたちが心がけていたことや、永六輔が番組ゲストに出演した際のエピソードなどを披露する。

開高健という作家を知っているだろうか。戦後から昭和後期にかけて様々なジャンルの小説やノンフィクションを発表し、当時の若者の生き方やカルチャーに大きな影響を与えた人気作家だ。小説の中で日本の終戦直後の混沌とした社会を描いたかと思えば、自らベトナム戦争の激戦地に乗り込んでいって２００人中１７人しか生き残れなかった作戦に参加。見事生還すると、その従軍体験をルポルタージュにして発表する。ワイルドで、聡明で、グルメで、誰よりも大きな孤独を抱えていた開高健の世界を、３週にわたってゲストと一緒に旅していく。ナビゲーターは新聞記者・ルポライターの三浦英之と秀島史香。◆第１回のゲストは、開高健記念会理事長の永山義高さん。開高が週刊朝日で連載していた「ずばり東京」の編集アシスタントを担当していた。取材現場に同行し、開高の記憶力や表現力に驚いたという。その後「ベトナム戦記」を書くことになった経緯も語られる。開高健記念館の展示を案内しながら、ベトナムでの足跡も辿る。

音楽と妙高を愛し、ジャパニーズレゲエ黄金期を牽引し続けたレゲエシンガーのブッチャーがＬＯＶＥ＆ＰＥＡＣＥをベースにレゲエ、ヒップホップ、Ｒ＆Ｂなどブラック・ミュージックとともに妙高市の情報も伝えるポジティブな１時間。その第１回。フリートラックを使ってオリジナル曲を制作するコーナーもある。

大前りょうすけが毎週土曜夕方に送るワイド番組「大前りょうすけのちょいバズ」の特別編。◆多くのメディアでお笑い芸人の出番が増えているが、名古屋をはじめとした東海圏のお笑い芸人にそのブームの兆しは見えない。テレビ・ラジオでもローカル番組でメインを張るのは東西から来た芸人・タレントばかりだ。街中でインタビューすると、ほとんどの人は「お笑い好き」と答えるが、名古屋にお笑い芸人がいることや、名古屋でお笑いライブが行われていることは「知らない」という。では、名古屋芸人はどこにいるのか。名古屋には古くから大須演芸場があるが、東海圏で演芸場があるのは大須のみ。地元芸人が活躍するための劇場、番組の存在が他地域に比べて少ないのは何故なのか。その理由を探るため、関西・関東でも芸人として活動した経験をもつ大前りょうすけが、大須演芸場支配人の矢崎通也さんや、名古屋で活動するお笑い芸人たち、名古屋のお笑い劇場の支配人で放送作家でもある森下ゆうじさんにインタビューし、「名古屋のお笑い芸人」の現状と未来についてリスナーからのメッセージもあわせて考えていく。

ＳＢＣラジオは開局７０周年を迎えるにあたり、リスナーから身の回りにある何気ない音、その土地ならではの音を、エピソードとともに寄せてもらう企画を１年間にわたり展開した。番組ではこの１年に放送した「音」の中から「２０１９年の台風１９号で壊れた橋が復旧し、２年半ぶりに走る電車の走行音」、「奥信濃の伝統工芸・内山紙を漉く音」など特徴的な「音」を紹介。ＳＢＣラジオに「音」とエピソードを届けてくれたリスナーのうち４人に電話で話を聞き、その音を選んだ理由などをくわしく聞く。日々の暮らしの中の「音」から、ふるさと信州を見つめる。◆ありがとう７０年・笑顔いっぱいウィーク　スペシャルプログラム第５弾

防災の専門家とともに香川県の災害の歴史をひもとき、近い将来やってくるであろう地震や台風にどう向き合えばよいかを考える生放送の特別番組。◆香川県は災害が少ない。県民の多くがそう認識し、防災に対する関心も低い。今後に予想される南海トラフ地震や豪雨災害に備え、県民の防災意識を高めることが急務であると言われている。番組では香川大学危機管理先端教育研究センター長を務める長谷川修一さんをスタジオに迎え、江戸時代から近年までに起きた香川県内の災害の記録を読み解き、地震や豪雨に対する備えがいかに大事かを呼びかける。

地域おこしを目的として大分県竹田市に設立された「ＴＡＫＥＴＡ室内オーケストラ九州」は、地元を中心に西日本一円でコンサート活動を行っている。このオーケストラの中心人物、コントラバス奏者の森田良平氏とＯＢＳアナウンサーの村津孝仁がクラシックを分かりやすく解説し、コンサートの様子や地域情報も伝える音楽番組。今回は、バイオリニストの古澤巖氏をゲストに迎え、竹田の魅力や古澤巖の音楽の軌跡、ＴＡＫＥＴＡ室内オーケストラ九州との演奏の模様を伝える。