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テレビ番組

マサックのスーパー実験室 

番組ID
215905
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年01月09日(土)10:35~11:30
時間(分)
53
ジャンル
school
教育・教養
groups
芸能・バラエティー
放送局
青森朝日放送(ABA)
製作者
青森朝日放送(ABA)
制作社
青森朝日放送(ABA)、トラストネットワーク
出演者
工藤貴正(Mr.マサック)、ジョナゴールド激情ブルース澤田愛美、ナレーション:服部潤、実況:藤原祐輝
スタッフ
プロデューサー:帷子聖修、プロデューサー:対馬孝之、プロデューサー:藤田航大、SW:柿崎靖尚、撮影:神裕二、撮影:隅田岳弘、撮影:櫻田太志、撮影:荒幸一、撮影:中村麻斗、撮影:金渕幹永、撮影:高坂美範、音声:風晴浩治、音声:溝江祐輔、音響効果:大河内健洋、MIX:晴山史織、VTR:江口敬人、VE:秋山光人、美術:星薫、照明:飯田みどり、タイトル:林理奈、CA:佐藤康太、CA:小鷹一史、CA:櫻屋敷琢朗、CA:藤田佳大、AD:若城大介、AD:織笠悟、AD:石倉花連、ディレクター:小寺等之、ディレクター:前田才子、ディレクター:山内さおり
概要
1998年に放送開始されたMr.マサックこと工藤貴正先生が助手たちと繰り広げる科学実験バラエティ。日常生活にある物質を用いて、科学の原理や法則をわかってもらえるような実験、マジック、検証を行う。◆今回は、番組史上最大規模となる引っ張り実験に挑戦する。1つ目の実験は「マジックテープはどのくらいの重さに耐えられるのか」。マジックテープで接着された木片が冷蔵庫や成人男性、軽トラック、ワゴン車など、何kgまで持ち上げることが出来るのか検証する。そのほか、「スプーンをぶら下げた2つの磁石を近づけるとスプーンはどうなるのか」「紫外線フィルターを通して、モンシロチョウを見る」「ゴルフボールや風船を使ったドキドキ実験」「アルミホイルとホワイトボードマーカーを使った実験」を送る。

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映像’21 新発見の価値 ~研究の対価を問う理由~

2018年、京都大学の本庶佑特別教授(79歳)は「がん免疫治療法の発見」でノーベル医学生理学賞を受賞した。免疫を強くする方法ではなく、免疫細胞にブレーキ機能があることを発見し、このブレーキを外してがんを攻撃する治療薬を完成させたのだ。薬の開発には小野薬品と米大手製薬会社と共に進め、2014年「オプジーボ」が誕生。産学連携の成功例と誰しもが思ったが、本庶教授は2019年小野薬品に対し訴訟も辞さない考えを示した。その理由は「特許料率の設定の低さ」だ。1992年「オプジーボ」の元となる分子を発見し、がん治療に応用できないか製薬会社を模索するなか、2006年に小野薬品と特許契約を結んだ。当時、日本では研究者の知的財産を守る専門家も少なく、企業と取り交わす特許料率は極めて低かったという。その後、特許料率の引き上げの交渉を進めるなか「オプジーボ」に酷似した薬を別の大手製薬会社が販売を始め、企業間の法廷争いになった。小野薬品は本庶教授に裁判協力を依頼。裁判の結果が出た際には小野薬品が得られた成果配分の40%を求め、了承を得て出廷し証言したという。裁判は小野薬品側の勝訴的和解に終わったが、後に示された配分の料率は1%だったと訴える。その後、小野薬品は特許料と配分の引き上げの代わりに300億円を京都大学に寄付する提案をしてきたが、合意には至らなかった。「研究の対価が正当に支払われていれば1000億円にのぼる」と本庶教授の担当弁護士は指摘する。本庶教授は研究者が得た成果は正当な対価として還元されるべきだと訴える。裁判という強硬手段に出た背景には、基礎研究者を守りたいという思いがある。がん医療を変えた免疫治療の開発者が新たに投じる一石の行方を追う。


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