テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

NNNドキュメント’15 3・11大震災シリーズ58 再稼働元年 “ここは原発の地元ですか?”

番組ID
209159
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年02月09日(月)00:50~01:45
時間(分)
46
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
札幌テレビ放送(STV)
製作者
札幌テレビ放送(STV)、日本テレビ放送網(NTV)
制作社
札幌テレビ放送(STV)、日本テレビ放送網(NTV)
出演者
ナレーター:山崎岳彦
スタッフ
題字:柿沼康二、撮影:飯島元亨、撮影:井上大輔、撮影:井上純一、音声:高野祐司、音声:佐藤習平、デスク:金森恵美子、編集:小林弘幸、編集:佐々木博、EED:近藤雅明、ミキサー:浜口崇、音響効果:石橋裕司、取材:綱本直、取材:門田充生、取材:宮之原里佳、ディレクター:川崎正明、ディレクター:岩田明彦、ディレクター:蛯子裕介、プロデューサー:有田泰紀、プロデューサー:石本桂一、プロデューサー:加藤就一、プロデューサー:小林史、プロデューサー:日笠昭彦、チーフプロデューサー:谷原和憲
概要
2015年(平成27)は国の新基準のもと、停止していた原子力発電所に灯がともる“再稼働元年”。その中で取りざたされているのが“地元同意”の判断だ。2014年末、京都府舞鶴市のある集落で、安定ヨウ素剤の配布が行われた。この集落から福井県高浜原発までは、わずか4キロ。しかし“原発の地元”とはみなされていない。一方、鹿児島県川内原発の“隣町”、いちき串木野市議会は、2014年に「地元同意の権限」を求める意見書を県へ提出するも認められなかった。新たに建設中の青森県大間原発では、津軽海峡をはさんだ函館市が「建設への同意を求められていない」として、建設差し止め訴訟を起こしている。どこまでが“原発の地元”で“地元同意”をどのようにしてとりつけるのか。日本列島“原発の隣町”が置かれている現状を掘り下げる。
受賞歴
ギャラクシー賞(第52回奨励賞)

同じ年代の公開番組

ちちんぷいぷい特別編 南極文通ものがたり ~おとうさん、ぼく…~

毎日放送の『ちちんぷいぷい』で好評のコーナー「リアル世界くん」では、アナウンサーたちがこれまで約90の国と地域を訪れ、実際にそこで起きているリアルなことを伝えてきた。次の目的地は南極大陸。2015年3月5日木曜日、山中真アナウンサーは、およそ3週間のロケに旅立った。道中を逐一リポートしながら、南極大陸に向かう。実は彼は、取材中に見たもの感じたことを手紙と写真で大阪在住の絵本作家・長谷川義史さんに伝え、長谷川さんが絵で返信するという文通の約束をしていた。アルゼンチンの首都ブエノス・アイレス、世界最南端都市ウシュアイアの街の様子や人々の暮らし、名物料理などを伝え、辿り着いた南極では、極寒の地で暮らす動物たちの姿や神秘の南極海など、希少な場面の数々に出会った。長谷川さんは心温まる文章、ユーモア溢れる絵で返信する。彼の絵はゆるいムードの中にも奥深い内容が秘められていて、思わずため息がこぼれる。4人の子どもを持つ山中アナが旅の途中で思ったのは家族のこと。帰国した彼を、長谷川さんからのサプライズプレゼントが待っていた。全ての働くお父さんへ、そしてその家族へ届けたい「南極文通ものがたり」。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
NNNドキュメント’15 命を運ぶ電車 ~JR脱線事故10年 遺族の執念~

2005年4月25日午前9時18分頃、兵庫県尼崎市でJR福知山線の車両がカーブで激しく脱線。乗客106人と運転士が死亡、負傷者560人以上の大惨事となった。◆兵庫県宝塚市の淺野弥三一さんは、あの朝、妻の陽子さんと次女の奈穂さんを自宅から送り出した。2人は、千葉の親族を見舞うため、弥三一さんの妹・ちづ子さんとともに新大阪駅に向かう途中に事故に巻き込まれた。2両目で瀕死の重傷を負った奈穂さんは奇跡的な回復を遂げたが、10年たった今も電車に乗ることができない。弥三一さんは、この10年、ひとつの決意をもって生きてきた。「あの事故を二度とではなく、絶対に起こしてはならない」。そのためには、JR自らが事故原因を分析し、安全体制を構築するしかないと考え、元社長らの刑事裁判には一切足を運ばず、「罰」を求める気持ちは脇に置き、JR西日本という組織に向き合い続けてきた。弥三一さんがJRにも参加を呼びかけて指針作りを目指した「安全フォローアップ会議」は2014年4月、ひとつの結論を導き出し、JRは今後「安全」の検査に外部の目を加えることとなった。◆「安全」を確かなものにするため、企業の犯罪を問う「組織罰」の創設を目指す遺族もいる。神戸市北区の大森重美さんは、長女の早織さんを亡くした。事故当時はゼネコン企業で人事研修を担当していた。組織の一員としての経験から、事故があっても企業を処罰できない「刑法」に疑問を抱くようになった。組織の責任体制を明確にすることが安全を確立する一つの手段だと考え、大森さんは2014年3月、「組織罰」の勉強会を有志で立ち上げた。◆JR西日本は、この10年の間に、約8000億円を「安全対策」に投じてきたという。しかし目に見えない「鉄道の安全」は、一瞬の気の緩みで崩れてしまうことを私たちは忘れてはならない。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組