テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

RSKラジオ特別番組 塀の中のラジオ ~贖罪と更生 岡山刑務所から~

番組ID
R23235
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年03月27日(土)21:00~21:59
時間(分)
59
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
RSK山陽放送(RSK)
製作者
RSK山陽放送(RSK)
制作社
RSK山陽放送(RSK)
出演者
ナレーション:沢知恵、代読:坂俊介、代読:伊藤正弘、代読:坂井亮太、代読:沢知恵
スタッフ
プロデューサー:山内基裕、取材:米澤秀敏、構成:米澤秀敏
概要
土曜日の夜9時、岡山刑務所だけで放送されている「受刑者のためのリクエスト番組」がある。DJを担当するのも受刑者で、彼らが聞きたい曲をリクエストに添えられたメッセージと共に紹介するラジオ番組だ。1980年から40年以上続く全国的に珍しい取り組みだが、その存在はほとんど知られていない。岡山刑務所は、主に初犯で懲役10年以上の男性を収容している。服役する440人の半数以上が無期刑というこの施設で、「塀の中のラジオ」は彼らの心にどんな影響を与えているのか。犯した罪と向き合う受刑者を取材すると、無期刑の現状や、高齢受刑者同士の老々介護、社会復帰後の居場所など、日本の刑務所を巡る様々な課題も見えてきた。
受賞歴
放送文化基金賞(第47回最優秀賞)、ギャラクシー賞(第58回選奨)

同じ年代の公開番組

ERのオーケストラ

救急医・岩田充永さんは藤田医科大学病院で救命救急センター長を務めている。この病院は、2020年2月厚労省の要請を受け、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗っていた新型コロナウイルスの無症状病原体保有者と濃厚接触者の受け入れを決める。近所には小学校もあり、二次感染を防ぐことが最大の課題でもあった。番組では、岩田さんをはじめ「目の前の患者にベストを尽くす」コロナ禍のリアルな救急医の姿を取材した。◆岩田さんは、重大な局面での対応力や専門医とのコミュニケーション力、またチームを動かすリーダーシップなどの救急医のあり方を「オーケストラの指揮者」にたとえて表現する。外科医中心の救急医療と医学研究中心の専門医を本流としてきた日本の医療の歴史にしばしば壁を感じ、現在に至るまで、内科・麻酔科医出身の救急医としての葛藤や自身が切磋琢磨してきた強い思いがあった。ERは北米の救急診療体制で、保険制度も異なることから単純比較はできないが、国内でも救急診療の需要に応じて10年程前からER型救急診療体制を導入する総合病院が増えている。岩田さんの目指すERは、出身診療科にとらわれず初期診断と治療が出来る臨床能力を備えた医師(救急総合医・救急専門医)の育成と、全ての急患を受け入れる診療体制だ。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組