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ニュース映画

毎日世界ニュース 392 ブルー・リボン賞に輝く人々

番組ID
N00711
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年02月11日(水)
時間(秒)
53
カテゴリ
文化・芸術
概要
1958年度第9回ブルー・リボン賞は男優主演賞に市川雷蔵さん(市川崑監督「炎上」)、女優主演賞は山本富士子さん(小津安二郎監督「彼岸花」、衣笠貞之助監督「白鷺」)、男優助演賞は2世中村鴈治郎さん(市川崑監督「炎上」)、撮影賞は宮川一夫さん(市川崑監督「炎上」)にそれぞれ決まった。東京撮影所では、山本富士子さんが益々円熟した演技を見せ、京都では市川雷蔵さんが張り切って新しい仕事に取り組んでいる。(週間話題)

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毎日世界ニュース 406 ゆらぐ専売制度

瀬戸内海沿岸では流下式という新しい製法を取り入れて、塩の生産はようやく最盛期に入ろうとしているが、一方では、塩の生産過剰のため、整理の対象となった弱小塩田は、今途方に暮れている。伊達政宗の時代から300年の歴史を持つ、宮城県の渡波塩田もその一つ。入浜式という昔ながらの製法では、コストが高くついて外国から安く入る塩に太刀打ち出来なくなったのである。戦後塩不足の時代、増産また増産に追われたのも今は昔の夢。再建も補償もメドがつかぬまま、塩を炊くカマドの火は絶えて、塩田はペンペン草の生え放題。見捨てられてゆく弱小塩田の悲哀である。一方、アルコールは需要減のため、宮崎県の小林工場は経営合理化のため民間払下げと決定。120名の従業員たちは死活問題だけに払下げ絶対反対。市役所に陳情に押し掛けて深刻な表情だ。同じ民間払下げの悩みを持つ福岡の国鉄志免炭鉱の従業員たちも、応援に駆けつけ、払下げ反対の共同闘争を打ち出した。その場へ視察に現れた通産局の役人が、写真を撮ったというのでフィルムを巻き上げられる始末。赤字を抱えた専売制度の危機は、経営合理化の名のもとに、こうした弱小企業へのシワヨセとなって表われて来たようである。


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