テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

videocam
ニュース映画

毎日世界ニュース 421 癌にいどむ 現代の医学

番組ID
N00837
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年09月02日(水)
時間(秒)
138
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
不治の病といわれ、死に至る間際まで苦しみ抜く恐ろしい現代病・癌。これは顕微鏡でとらえた生きた癌細胞だが、今や死亡率第2位を占めて人類最後の敵といわれている。外科手術を助けて新しく登場したアイソトープは、その放射線の威力を発揮して治療をさらに一歩進めたとはいえ、完全なものではなく、癌になる理由は今もなおはっきりと判っていない。このため医師は早期発見に力を注ぐ、特に子宮癌など女性の癌は早く発見さえすれば、ほとんどが治せる。コルポスコープを使って疑わしい部分を摘出。病理室でそれを徹底的に検査し、肉片を固め薄く切り取って癌組織を発見する。さらに超音波を使って、もっとたやすく的確に癌組織をとらえる新しい方法が出来た。10メガサイクルの超音波は、ブラウン管に皮膚の下深く潜む癌組織を映し出し、癌の大きさやその位置を的確にとらえる。年間8万人の命を奪う癌。どんな治療方法よりもまず早期に発見することこそ、6分間に1人づつ死ぬ癌を追放するただ一つの道なのである。

同じ年代の公開番組

毎日世界ニュース 429 自衛隊二つの顔

まだ水の引かぬ愛知県尾西地方の災害地に残って、復旧作業を続ける自衛隊。銃よりもスコップを肩に隊員たちの目覚ましい活躍ぶりは、地元の人々から大いに頼もしがられ感謝されて来た。子供たちにもすっかり親しまれ、学校への送り迎えから、途方にくれる老人の世話に至るまで、自衛隊員たちがこれほど国民と溶け合ったのは初めての事かも知れない。今度の災害出動で自衛隊が使った費用はおよそ1億円、それはF86Fジェット機1機分に相当する金額で済んだのだ。「こんなに高いジェット機よりもヘリコプターを増やせ」。これが今後の自衛隊に望む国民の声ともなっている。こうした折、アメリカで次期戦闘機の調査を終えた源田実空将の一行が、注目を浴びて帰国した。ロッキードかグラマンか、いずれにせよ1機だけで3億円という高い買物に疑問を持つ人が多くなって来た。安保条約改定のPRに本腰を入れ始めた岸信介首相や藤山愛一郎外務大臣。改定の必要を力説するが、果してどれだけ国民の理解を得ることが出来ただろうか。宮城県では第6管区6千名の自衛隊が出動して、1959年最大の演習が始まった。まるでお祭りでも見物するように集まって来た住民たち。ある隊員は演習より子ども相手の方がずっと楽しそうであった。目に見えぬ仮想敵国に備えて自衛隊を戦闘訓練に駆り立てるより、毎年襲って来る災害という敵から国土を守る方がどれだけその使命に叶っていることか、それは自衛隊員自身が一番よく知っているはずである。


videocamニュース映画

Copyright Broadcast Programming Center of Japan.