テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

FBCスペシャル2021 #田舎は好きですか ファインダー越しの僕のふるさと

番組ID
217316
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年05月29日(土)13:30~14:25
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
福井放送(FBC)
製作者
福井放送(FBC)
制作社
福井放送(FBC)
出演者
ナレーション:松田佳恵
スタッフ
構成:秋山進吾、編集:秋山進吾、音響効果:竹内健司、MA:西山直宏、テロップ:伊藤てるみ、ディレクター:吉村拓治、撮影:吉村拓治、編集:吉村拓治、プロデューサー:岩本千尋
概要
青春や思い出をテーマとして、福井を舞台に写真を撮る福井市の友嵜雄太さん(20歳)。コロナ禍の自粛期間中に写真を撮り始め、SNSに投稿したところ、フォロワー数は1年で8万人になるほど注目を集めた。撮影するのは福井の海・山・農村・友達といった何気ない日常の写真。そこには今まで知らなかった地元の魅力があふれていた。友嵜さんは写真でふるさとの良さを発信しながら、「コロナ禍で奪われた学生の思い出を残そう」とSNSで呼びかける。撮影を依頼してきた若い世代は写真を撮ってもらうことで自分を見つめ、ふるさとの良さを知っていく。一方、福井の若者たちは一様に都会に憧れを持っている。看護師を目指す友嵜さんも、専門学校を卒業後は福井を離れ、都会で就職することが決まっていた。しかし、写真を撮りながら見えてきたのはふるさと、仲間、自分の根っこであった。20歳の若者が写真を通して人と関わり、自分と向き合いながらふるさとの価値を見つけていく1年間を追った。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(2021年エンターテインメント番組優秀)

同じ年代の公開番組

映像’21 終わらない“自主避難” 福島県中通りの家族たち

福島県の中部、奥羽山脈と阿武隈高地にはさまれた内陸地域は「中通り」といわれ、県庁所在地の福島市や経済、交通の中心である郡山市もここにある。2011年3月11日に発生した東日本大震災と福島第一原発事故で、中通りは大量に降り注いだ放射性物質で汚染されたが、住民は強制避難の対象にはならなかった。原発事故当時、郡山市に暮らしていた森松明希子さん(47歳)は、3歳と0歳の子どもへの影響を考え、夫を福島に残して大阪に避難した。いわゆる自主避難だった。それから10年、森松さん母子は大阪で暮らし、夫が月に一回ほど福島から来訪する生活が続いている。福島市に暮らしていた大学准教授、荒木田岳さん(51歳)もまた、震災翌日、妻と2人の子どもとともに新潟に自主避難した。職場は福島市にあるため、10年経った今も、通勤に往復およそ5時間をかける生活を続けている。森松さんや荒木田さんは“自主避難”を続けながら、国と東京電力を相手に、避難や被ばくを強いられたことによる損害賠償を求める裁判の原告になっている。10年前に国が発令した「原子力緊急事態宣言」は未だ解除されず、県内外への避難者は今もおよそ3万人いる。番組では自主避難している二組の家族の他に、「中通り」に留まった人たちにも取材し、原発事故からの真の「復興」について考える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
tbc報道特別番組 海、さえぎる壁 ~被災地の巨大防潮堤~

東日本大震災の復興事業で宮城県の沿岸部に整備される「防潮堤」の総延長は232.8キロメートル。総事業費は7千億円を超える。震災発生から10年が経ち、計画通り防潮堤が整備され、海岸線にはコンクリートの“灰色”の景色が広がっている。防潮堤は、津波や高潮から街を守る大切な設備だ。しかし、海沿いで暮らす人たちからは違和感を訴える声が絶えない。南三陸町で漁師をする高橋源一さんは「塀の中にいるみたいだ」とため息交じりに語る。作業場から海はほとんど見えなくなり、港の様子がわからないため不安があるとも言う。また、各地の海岸を取材すると、背後に守るものが見当たらない荒れ地にまで巨大な防潮堤が建設された場所も見つかった。一方、住民が要望しながら防潮堤の建設が見送られた海岸も存在している。こうした中、復興計画の策定に携わった防災の専門家は、防潮堤があることによって逃げなくてもよいと考えてしまうのでは、と警鐘を鳴らす。さらに、防潮堤には一定の高さの津波を防ぐ効果がある一方、ひとたび越流すれば「射流」と呼ばれる現象により勢いを増す危険があることがわかった。果たしてその威力とは。巨額の復興予算を投じた「防潮堤」について課題を検証した。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
どーんと鹿児島 新型コロナ 医療の現場から

新型コロナ医療の“最後の砦”と呼ばれる鹿児島大学病院。重篤な患者の命を救う人工心肺装置・ECMOが扱える、県内有数の医療機関だ。コロナ患者は容体が急変しやすいため、24時間体制で患者を見守る。病室に入るスタッフは、防護服に二重のゴム手袋、ヘアキャップを身に着け、常に感染リスクと隣り合わせの過酷な現場で奮闘を続けている。新型コロナの患者が亡くなった場合、感染対策のため通夜や葬儀ができず、遺骨となって遺族のもとに帰るケースがある。しかし、鹿児島大学病院では1例目の死者から、感染対策をとった上で病室に棺を置き、家族との最後の面会を叶えてきた。そこには患者1人1人の命と向き合い、遺族に寄り添おうとする看護師の思いがあった。さらに新型コロナで夫と母を亡くした女性を取材。家族を失い悲しみに暮れていた女性の心の支えになったのが、看護師による闘病日記だった。日記に綴られていたのは、可愛らしい手書きのイラストと、懸命にウイルスに立ち向かう夫の姿だった。そして日記は、医師と看護師からのねぎらいの言葉で締めくくられていた。番組では、医療崩壊を防ぐために医療機関の枠を越えて連携する医師たちの取り組みや、コロナ禍で地域格差が深刻となっている離島医療の現状にも着目し、未曾有の感染症に立ち向かう地域医療の姿を追った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組