テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

生徒が主役 ~福島駅前自主夜間中学の10年~

番組ID
215941
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年10月03日(土)15:00~15:30
時間(分)
24
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
テレビユー福島(TUF)
製作者
テレビユー福島(TUF)
制作社
テレビユー福島(TUF)
出演者
ナレーション:杉浦敦大友良英
スタッフ
MA:佐藤佳太、音楽:高見優、音楽:林ゆうき、音楽:森田大地、タイトル:石川優里、撮影:仲澤明裕、編集:仲澤明裕、ディレクター:木田修作、プロデューサー:齋藤宏
概要
月に2回、金曜の夜に福島県のJR福島駅前の公共施設の部屋に集まって、教科書を開く多種多様な人たちがいる。「福島駅前自主夜間中学」には、時間割や試験はなく、座席も決まっていない。年齢、性別、国籍は、全く問わない。必要なのは「学びたい」という思いだけ。学ぶ動機は、歴史が好き、発達障害である、戦後の混乱で不登校になった、など様々だ。中には、講師のファンと言う人もいるが、どんな理由でも受け入れる。それがこの「学校」である。スローガンは「生徒が主役」。福島市の大谷一代さんが、不登校だった弟の死をきっかけに「福島に公立夜間中学をつくる会」を立ち上げ、設置を求める運動をする傍ら、自主夜間中学を運営してきた。震災、原発事故、そして、コロナという、苦境と手探りの運営の中にあっても、ずっと生徒たちにとって必要な場であり続けたこの学びの場で、大谷さんが見つめてきた10年と、生徒たちの思いを通じて「学ぶとは何か」を考える。

同じ年代の公開番組

忘れない3.11 あなたも逃げて 鵜住居小学校 あの日の教訓

ラグビーワールドカップの試合会場になった岩手県釜石市のスタジアムの一角に、「あなたも逃げて」と刻まれた石碑がある。この場所で家族を失った男性の呼びかけがきっかけで建立されたものだ。東日本大震災当時、ここには釜石東中学校と鵜住居小学校があり、小学校の事務職員だった木村タカ子さんは、地震後に学校に残り被災したとみられている。震災前から津波防災教育に取り組む小中学校の児童生徒が津波から逃れたことは「釜石の奇跡(出来事)」と言われた。一方で、職員の避難は個々の判断だったという。当時中学3年だった菊池のどかさんは「車が混雑していて避難場所に入れなかった」と証言する。地震発生後、住民が撮影した写真には学校が指定した避難路にあふれる車を避けながら避難する子供たちの姿。あいまいだった職員の避難、災害時の保護者への対応、避難路の安全の確認。津波避難には多くの課題があったことが見えてきた。岩手大学の加藤孔子特命教授は「先生たちも自分の足で歩いて、ここが危険な場所だと体験することが大事」と指摘する。当時の行動を見つめ直すことで、改めて見えてくる教訓を探る。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ザ・ノンフィクション 私、生きてもいいですか 心臓移植を待つ夫婦の1000日 後編

心臓移植の待機患者とその家族の、生きることへの渇望と心の揺らぎを追った3年間の記録を2回にわたって送る。◆後編。血液を送る心臓のポンプ機能が低下してしまう難病、「拡張型心筋症」と闘いながら心臓移植を待ち続ける容子さん(51歳)とクマさん(41歳)。2人の体には、補助人工心臓(VAD)という、モーターの力で心臓の動きを助ける機械が埋め込まれている。2011年に「植込み型VAD」が保険適用されて以来、心臓移植を待つ患者は急速に増え、今や心臓移植の平均待機年数は現在約6~8年という。移植待機2年半のクマさんは、VADのケーブルの入口から体に入った細菌が原因の感染症で長期入院を余儀なくされていた。妻の友子さんは夫の実家で暮らしながら、アルバイトを2つ掛け持ち、生活を支えていた。ある日、VADの中に血栓ができている疑いがあり、クマさんは機械自体を取り替える大手術を受けることになったが、術後に状態が悪化し、意識が戻らなくなった。一方、移植待機5年目を迎え、いよいよ移植の順番が近づいて来た容子さんだが、ある出来事がきっかけで深く心が傷つき、移植への心構えもままならない状態に陥る。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組