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テレビ番組

焦燥の居場所 ひきこもり100万人時代

番組ID
215856
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放送日時
2020年04月28日(火)01:45~02:40
時間(分)
51
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
山口朝日放送(YAB)
製作者
山口朝日放送(YAB)
制作社
山口朝日放送(YAB)、トラストネットワーク、東京サウンドプロダクション
出演者
ナレーション:湯浅真由美
スタッフ
CG:乾香代子、MA:浜元瑞樹、音響効果:渡辺真衣、ディレクター:高橋賢、プロデューサー:諸岡亨
概要
「ひきこもり100万人時代」といわれる近年、若者だけでなく、中高年のひきこもりも増えてきているというが、その実像はよくわかっていない。世間では「甘えている」「怠けている」と批判的に見られ、凶悪事件の犯人がそうだったからと「犯罪者予備軍」のように危険視されることも起きている。番組では、ひきこもり支援を行っている山口県宇部市のNPOの活動を取材し、社会復帰に向けて動き出した2人の姿を追った。世間ではたいしたこととは思えないようなことがなぜ、ひきこもりの当事者にとって大きな壁になるのか。ひきこもりたちが一歩を踏み出すために我々は何ができるのか。焦燥感を抱きながら懸命にもがくひきこもりたちと、粘り強くサポートする家族や支援者の姿を通して、ひきこもりを取り巻く社会のありようを考えていく。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(2021年放送と公共性優秀(中高年のひきこもりへの理解を進める報道活動))

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映像’20 支え合い 中国残留邦人と介護施設

兵庫県尼崎市の高齢者介護施設「三和之家」。2020年1月に開業したこの施設は、田山幸雄さん、華栄さん夫妻が営む。生まれつき障害がある華栄さんは、中国・北京市の障害福祉課で働いていた。1992年に来日し、日中障害者交流の仕事に取り組み、その過程で、中国残留孤児が高齢化し、言葉や文化の壁で日本の介護施設に馴染めないケースを知り、日本に骨を埋めるつもりで、2020年に中国残留孤児たちが通いやすい高齢者施設を開いた。しかし、コロナ禍で利用者は減少し、財政的に厳しい状況に追い込まれるが、それでも施設を開け続け、1食200円と格安で昼食提供し続けた。施設に通う宮島満子さん(84歳)は終戦の6年前、満蒙開拓団として長野県から家族11人で渡ったが、終戦時の過酷な逃避行の中、両親や兄弟姉妹8人を亡くし、中国人夫婦の養子となった。19歳で結婚、4人の子供に恵まれ1985年、50歳で日本に永住帰国を果たす。現在1人で暮らす宮島さんは、「三和之家は過酷な人生を送った私にとって、憧れた祖国で楽しく過ごす、最後の場所」だという。戦後75年の夏、高齢化した中国残留孤児たちとそれを支える人たちの声を聞いた。


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