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テレビ番組

テレメンタリー2019 再審漂流 証拠隠しとやまぬ抗告

番組ID
215128
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放送日時
2019年06月09日(日)01:55~02:25
時間(分)
26
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
鹿児島放送(KKB)
製作者
鹿児島放送(KKB)
制作社
鹿児島放送(KKB)
出演者
ナレーション:山崎岳彦
スタッフ
撮影:新園竜太、編集:坂口紀明、タイトル:國料功志、音響効果:渡辺真衣、MA:中村佳織、ディレクター:山下拓也、プロデューサー:折田義樹
概要
1979年に鹿児島県大崎町で牛小屋から男性の遺体が見つかった「大崎事件」。警察は殺人・死体遺棄事件として捜査し、男性の親族の原ロアヤ子さん(当時52歳)を主犯として逮捕した。原口さんは当初から一貫して無実を訴え、10年間服役後、裁判のやり直し「再審請求」を行った。検察は通常有罪を立証する証拠しか提出しないが、再審請求では無罪となる証拠が新たに見つかるケースがある。大崎事件の弁護団も検察や警察に未提出の証拠の開示を求めたが「見当たらない」などと回答。鹿児島地裁も開示を命じなかった。後に証拠の存在が判明。現在の刑事訴訟法では、再審請求での証拠開示に関する手続きの規定がない。裁判所の「さじ加減」で対応が変わるため、証拠が隠されたまま救済されない「再審格差」が生じる。原口さんに有利な証拠がようやく明らかとなり、2017年に再審開始が決定するが、原口さんはすでに90歳。再審請求が長引くもうひとつの要因が、検察の不服申し立て「抗告」で、制度の改正を求める声もある。明確な規定がないため、真実の究明や救済が遠ざかる再審。原口さんの無実の訴えから見えてくる再審制度の問題点を考える。

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