テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

ytvドキュメント 大胡田家の風景 ~全盲夫婦がみつけた家族のカタチ~

番組ID
214765
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2019年05月04日(土)01:43~02:43
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
製作者
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
制作社
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
出演者
ナレーション:谷原章介、解説音声:岩原大起
スタッフ
撮影:大塚伸之、編集:望月公介、EED:赤羽直樹、音響効果:久保秀夫、MA:久保秀夫、ディレクター:平村香月、チーフプロデューサー:堀川雅子
概要
「妻に言わせると、“できないことが見えない”のが障害なんです」と屈託なく笑う大胡田誠さんは、日本で3人目となる全盲の弁護士である。12歳のとき先天性緑内障で視力を失った。「結婚や出産に不安はなかった」と語るのは妻・亜矢子さん。生まれてすぐに視力を失い、見えるという感覚を知らない。同じ盲学校に通っていた2人は、大人になり再会し、家族を築いた。恥ずかしがり屋の長女・こころちゃんとやんちゃ盛りの長男・響くん、そして盲導犬イリーナと暮らしている。亜矢子さんは、料理や洗濯などの家事を慣れた手つきで行い、細かい部分を亜矢子さんの母・佳子さんが手伝う。また、子どもたちも率先して家事を手伝い、全盲の親を支えている。等身大で生きる2人の強さと、支えあって「ともに」生きる尊さを見つめながら、人生の困難に直面した際の生き方を伝える。◆解説副音声あり
受賞歴
ギャラクシー賞(第57回奨励賞)

同じ年代の公開番組

テレメンタリー2019 再審漂流 証拠隠しとやまぬ抗告

1979年に鹿児島県大崎町で牛小屋から男性の遺体が見つかった「大崎事件」。警察は殺人・死体遺棄事件として捜査し、男性の親族の原ロアヤ子さん(当時52歳)を主犯として逮捕した。原口さんは当初から一貫して無実を訴え、10年間服役後、裁判のやり直し「再審請求」を行った。検察は通常有罪を立証する証拠しか提出しないが、再審請求では無罪となる証拠が新たに見つかるケースがある。大崎事件の弁護団も検察や警察に未提出の証拠の開示を求めたが「見当たらない」などと回答。鹿児島地裁も開示を命じなかった。後に証拠の存在が判明。現在の刑事訴訟法では、再審請求での証拠開示に関する手続きの規定がない。裁判所の「さじ加減」で対応が変わるため、証拠が隠されたまま救済されない「再審格差」が生じる。原口さんに有利な証拠がようやく明らかとなり、2017年に再審開始が決定するが、原口さんはすでに90歳。再審請求が長引くもうひとつの要因が、検察の不服申し立て「抗告」で、制度の改正を求める声もある。明確な規定がないため、真実の究明や救済が遠ざかる再審。原口さんの無実の訴えから見えてくる再審制度の問題点を考える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組