テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

結いの故郷 西湖いやしの里 根場

番組ID
204747
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2010年03月06日(土)10:30~11:25
時間(分)
53
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
山梨放送(YBS)
製作者
山梨放送(YBS)
制作社
山梨放送(YBS)、ファーストビジョン、デジタルスイート
出演者
ナレーション:窪田等
スタッフ
構成:村井えり、撮影:岡部常夫、撮影:伊藤浩美、技術:桝井正美、編集:小林亨、EED:松浦良夫、音響効果:松岳宏明、MA:吉田光平、ディレクター:荻野弘樹、プロデューサー:保坂律夫、プロデューサー:中島一彦、制作統括:都倉公済、チーフプロデューサー:土橋巧
概要
真冬の富士山麓・梨ヶ原。富士のすそ野に広がる原野から茅葺きの1年が始まる。梨ヶ原で育った茅はしなやかで耐久性が高く、茅葺きの原料として最適だという。この茅を春まで寝かせて乾燥させる。4月、富士山麓に遅い春がやってくると、茅葺き職人たちは忙しくなる。茅の下準備「選り(すぐり)」作業。雨風にさらされる屋根の表面に近い部分は特に密度を高くするために、葉を払い根元に密集させる。地道な作業のおかげで茅葺き屋根の耐久性は保たれる。◆職人たちの作業場の目の前にある根場地区の共同墓地には、昭和41年の台風災害の犠牲者が眠っている。かつては結(ゆい)の文化のもと、村中総出で屋根を葺いた。いやしの里・根場は、その茅葺き集落をよみがえらせる富士河口湖町のプロジェクトだ。茅葺きの再生がこの地域の再生だと信じる職人の姿を中心に、屋根が完成するまでの茅葺き作業をドキュメントする。

同じ年代の公開番組

ダイドードリンコスペシャル しぶき舞う!厳寒の荒行 ~木古内 寒中みそぎ祭り~

北海道木古内町の佐女川神社で毎年1月に行われる「寒中みそぎ祭り」は、天保2年(1831)から続く神事。気温が氷点下11度という真冬の北海道では、寒さのあまり水ごりのしぶきが瞬間的に凍ってしまうこともある。その昔、木古内の神社守の夢枕に「御神体を清めよ」というお告げがあり、氷が張った佐女川の水で御神体と自分自身の身を清めた、ということが、祭りの始まりと言われている。◆祭りでは、地元の若者から選ばれた“行修者”と呼ばれる4人が、勇壮な太鼓の響きの中で3日間昼夜を問わず冷水を浴び続けて、心身を清める水ごりを繰り返す。これはすべて、最終日に行う“海水沐浴”で、決して震えないためのもの。水ごりは、後ろから丸太で殴られるような衝撃と言われている。しかも、一度行修者になった限りには4年間続けなければならない過酷な鍛練。この年、初めて水ごりを行った高校3年生は、先輩の行修者たちの叱咤激励を受けながら祭りに臨む。そして祭りの最終日、穢れを落とした行修者たちは、それぞれに御神体を抱え荒波舞う津軽海峡に飛び込み、御神体を洗い清めて豊漁豊作を祈願する。◆4人の若者たちはどうして命にも関わりそうな厳しい鍛練に自らの意思で挑むのか?。この祭りはなぜ脈々と180年も続いているのか?。番組では木古内町の実情や祭りを支える人たちの素顔、そして若者たちのひたむきな心とパワーを描きながら、その答えを探った。そこには感謝の気持ち、郷土愛、親子の絆、友情、先人への畏敬の念など、普段忘れかけていたものが浮かび上がってくる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組