テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

BSフジ開局20周年企画 甦れ!東北の鉄路2021 検証 東日本大震災から10年

番組ID
215952
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年03月06日(土)19:00~20:55
時間(分)
96
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
ビーエスフジ(BSフジ)
製作者
ビーエスフジ(BSフジ)
制作社
ビーエスフジ(BSフジ)、ワイズプロジェクト
出演者
中村雅俊、ナレーション:村田好夫、ナレーション:藤田千代美
スタッフ
カメラ:今岡悟、カメラ:安田亨、カメラ:吉川光政、カメラ:水澤桂、照明:吉川義典、音声:海江田正蔵、音声:小林章男、音声:岸本流、MA:吉田一郎、AP:木田恒男、スタイリスト:三浦玄、メイク:鈴木佐知、広報:藤田麻由子、デスク:野崎弥生、AD:川東祐子、題字:中村文真、構成:姫路まさのり、ディレクター:石川幸典、PD:堀内雄一郎、プロデューサー:宗像孝
概要
2020年3月、福島第一原発の事故で不通区間だったJR常磐線の富岡~浪江間の運転再開をもって、東日本大震災で被災した鉄路は復旧を果たしたとされている。しかし一方で、この10年の間に、JR大船渡線・気仙沼線など一部の路線はBRT(旧来の鉄道に敷設したバス高速輸送システム)に転換された。◆未曽有の大災害となった東日本大震災で、鉄路の被災・復旧に焦点を当て、2012年から毎年、「甦れ!東北の鉄路」としてシリーズで放送を続けてきた。震災から10年という節目を迎える今年、シリーズ完結編として、この10年の取材で積み重ねた映像・インタビューを振り返りながら、地域と全国をつなげるローカル線がいかに人々の暮らしと直結し、地方の経済を支えてきたかを検証する。◆さらに、鉄路が消えてBRTに転換された町の現状や、震災で甚大な被害を受けた三陸鉄道の当時の状況と今の姿も伝えていく。宮城県女川町出身の俳優・中村雅俊が、現地の人々と触れ合いながらナビゲーターとして東北の鉄路の変遷をたどる。

同じ年代の公開番組

辻井伸行in富士山河口湖ピアノフェスティバル ~心の交流が生み出した色々な音楽たち~

2021年9月、今まで日本になかった新しい形のピアノフェスティバル「富士山河口湖ピアノフェスティバル」が産声を上げた。その中心となったのがピアニスト辻井伸行だ。演奏するだけでなく、企画や他のアーティストの招聘などにも携わり、中心的な役割を果たした辻井伸行の挑戦を追う音楽ドキュメンタリー番組。◆このフィスティバルでは、ピアノ演奏をさまざまな場所で行った。富士山の広大な山麓に大自然と融合するように佇む3000人収容の「河口湖ステラシアター」のほか、100名限定の贅沢な空間「河口湖円形ホール」でのプレミアム・リサイタル、広大な芝生の公園「河口湖総合公園」で気軽に楽しめるピクニック・コンサートなど、多彩な会場でピアノの音色を奏でた。そして、地元の小学生を対象に行われた音楽教室では、子どもたちの「お題」に即興で演奏。また、「ピアノの素晴らしさを伝えたい」という辻井の想いに共鳴した豪華なピアニストたちも集結し、ピアノフィスティバルを盛り上げた。


music_note音楽cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ザ・ノンフィクション 奇跡の夏に輝いて ピュアにダンス 待寺家の18年

番組は18年間待寺家を追い続けた。取材を始めた頃、13歳だった待寺優はダンスに夢中、弾けるように踊っていた。ダウン症のある優は、“ダンスが好き”という一心で踊り続け、道を切り開いてきた。これまで自分の障がいに向き合って葛藤し、両親は優のサポートに対する考え方の違いで対立するなど、いくつもの困難にぶつかってきた。そして時が過ぎ、少年は31歳になった。ダンサーとしてのピークは過ぎ、今はいつか両親がいなくなったとき、どのように自立し生きていくのかが大きな問題だ。「ダンスをできる限り続けさせてあげたい」母と、「ダンスより自立への力をつけさせるべき」と考える父が対立する。優自身も将来への不安を抱えていた。2020年、東京パラリンピック開会式への出演という人生最大のチャンスが目の前にやってくる。一生に一度の大舞台。優はその舞台に立ちたいという夢を持ち、選考会に挑む。しかし、優の夢を阻んだのは、世界を揺るがす新型コロナだった。2021年夏、待寺家に訪れた奇跡の夏の物語。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
宿題なんていらない ~型破り校長 最後の教え~

金沢市の西南部中学校は、全校生徒800人を超える石川県内で最も生徒数が多い公立中学校だ。西南部中の高島栄治校長(60歳)は、2019年4月から思い切った学校改革に乗り出した。テストでいい点を取るためだけの勉強、提出することが目的になった宿題、高島校長は「そんなものは全て無意味」と一刀両断し、まずは定期テストを廃止した。中間・期末と年間5回実施していた定期テストを全て廃止し、代わりに教科ごとに細かく行う「単元テスト」を導入した。さらに、強制的に提出させる形の宿題も廃止。提出用に一斉購入していた問題集を、家庭での自習用に希望者が購入するように変更した。宿題をやる、やらないは、生徒自身が決める。定期テストや宿題がない代わりに、計画的に学習する習慣を養うため、毎週スケジュール帳を書く時間を設けた。家での過ごし方や勉強の時間などを書き込み、PDSサイクルを子どものうちから身に付けることを目指す。目まぐるしく変わる社会を生き抜く人材を育てるため、大学入試改革が叫ばれるなど、学校教育も変化を求められている。高島校長が進める改革は本当に“破天荒”なのか。むしろ、高島校長が目指す教育こそが“本流”なのではないか。西南部中学校の学校改革を通して、日本の学校教育のあり方を問う。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
遺すことば ~三重から島へ ハンセン病回復者の思い~

2021年は、ハンセン病患者の終生隔離を定めた「らい予防法」廃止から25年、法律の違憲性を問う国家賠償請求訴訟の原告勝訴判決から20年の節目。三重テレビでは2001年からハンセン病問題を追いかけてきたが、取材対象者の多くが他界し、療養所の高齢化も進み、彼らの言葉はより重みを増している。三重から島に送られた人たちが人生の晩年に勇気を出して語ってくれた言葉は、これからを生きる世代への遺言ともいえる。新たな感染症への差別は今も絶えない。節目の年にあたり、過去に紹介した人たちのインタビューを体系的に紹介し、胸に刻んでもらおうと企画し、1月31日の「世界ハンセン病の日」に放送した番組を主軸に再構成した番組。「荷物のように」収容された様子、入所当日に父の背中を見て感じた特別な思い、「(療養所に)入ったら二度と出れないと言われて死を選ぼうとした」経験、子どもを持つことが許されなかった無念さ。回復者たちの経験を伝えるほか、スポ―ツや趣味などに力を注いだ様子も紹介する。最後のパートでは、河村さん(仮名)と妻、療友にスポットを当て、ハンセン病問題の実情を浮き彫りにする。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組