テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

明日へ ~船越小学校・子どもたちが向き合ったあの日~

番組ID
209181
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2014年05月30日(金)14:55~15:50
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
school
教育・教養
放送局
IBC岩手放送
製作者
IBC岩手放送
制作社
IBC岩手放送
出演者
ナレーション:奥村奈穂美
スタッフ
音声:杉江康一、MA:関本芳紀、取材:神山浩樹、取材:松原友希、取材:佐藤将幸、カメラ:佐々木卓也、ディレクター:千葉佳史、プロデューサー:中村好子
概要
「僕たちの図書館は段ボールで出来ています」。間借り枝舎のビデオレポートをするのは、船越小の子どもたち。そして、カメラを回しているのも船越小の子どもたちだ。◆岩手県の山田町立船越小学校は全校児童141人。2011年3月11日の東日本大震災で、町内9つある小学校の内、ただ1校、校舎が被災し、3年間にわたり「間借り校舎」で学校生活を送った。間借り校舎の学校生活を自分たちの手で記録しよう―。地元放送局と一緒になっての記録ビデオ作りが始まったのは2013年10月のことだった。◆「“ギャングエイジ”と言われる小学校3年生の時期に震災を経験。いつもどこか感情を押さえ、我慢している」。担任の畠中先生がそう話す6年生29人が制作を担当した。初めてのカメラ撮影にレボート、そしてインタビュー。恥ずかしい気持ちや緊張で最初はなかなか上手くいかなかったが、次第に子どもたちは取材活動に楽しみや喜びを見出していく。そして、徐々に「震災」という“あの日”と向き合うことに。「伝えるためには津波の映像も使った方がいい」「私たちの思い出は震災だけではない」。子どもたちの胸には、29人それぞれの思いがあった。◆番組では、間借り校舎での半年間の学校生活から、被災東北3県で最も早く完成した新校舎での子どもたちの様子を記録。取材活動を通して成長していく子どもたちや、それを温かく見守る学校の先生、そして地域の人たちの姿と思いを伝える。震災の何をどう記録し、伝えていけば良いのか。あの日から3年。復興道半ばの今、耳を傾けて欲しい“子どもたちの心の声”がある。

同じ年代の公開番組

FBCスペシャル2014 女子高生×行政=まちづくり 鯖江市役所JK課

勉強はもちろん、オシャレをしたい、恋をしたい。そんな普通の「女子高生」たちが、最も遠い存在である「行政」と、まちづくりに関して異質のタッグを組んだ。福井県の鯖江市役所に設立された、課員が全員女子高校生だけの「JK課」。流行に敏感な女子高生の感性で、地域を改革する大胆なプロジェクトだ。◆JK課のメンバーは、鯖江市在住か市内の高校に通う13人。無料通信アプリのラインやツイッターなどを通じて、ロコミで集まった。地元のマラソン大会のボランティアや総勢130人のごみ拾いイベントを企画し、市民町づくりの旗振り役を務めている。市立図書館のサービスで、空席状況のチェックや本の検索ができるスマートフォン向けアプリを開発。スイーツで町おこしにつなげようと、地元の洋菓子組合とタッグを組んで商品開発も。「こんなものがあったらいいな」と夢を語り合い、アイデアを商品化。地域住民をはじめ、企業や団体など、社会との様々な連携が生まれた。◆自分たちと同じ世代の女性たちが鯖江で住み続け、子育てしたいまちにしてほしい。常識にとらわれない発想で、もっと暮らしやすい故郷に変えていこうと奮闘する鯖江市役所JK課の活動に密着した。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
シカが橋からやってくる ~小さな島の騒動記~

夜ごと、野生のシカが橋を渡ってやってくる島がある。岡山県備前市日生諸島、瀬戸内に浮かぶ頭島だ。RSKのカメラがその様子をおそらく初めて撮影した。シカの群れは毎晩食糧を求めて橋を駆け抜け、隣の鹿久居島から頭島へやってくる。◆シカはもともと鹿久居島に生息していた。9年前に2つの島を結ぶ頭島大橋が誕生し、それ以来、シカが橋を渡って頭島に来るようになったという。頭島の特産、ミカンの木の葉が食べられたり、畑の野菜があらされたり、農業被害がここ数年で深刻になっている。◆現在、鹿久居島と本土を結ぶ橋の建設が進められている。完成すると頭島、鹿久居島、それに本土が結ばれる。橋が完成するとシカが本土へおしよせて来ることになるのだろうか。◆シカやイノシシなど、野生動物による農業被害が全国的に社会問題となっている。岡山、香川でもこうした被害が相次ぎ、備前市では全国で初めてシカ・イノシシ課を設け、対策を始めたばかりだ。そのシカ・イノシシ課も、頭島のシカ問題には頭を抱えている。◆橋を渡るシカの映像は、我々に何を問いかけているのだろうか。番組では、小さな島のシカ騒動を追う。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
昼顔 平日午後3時の恋人たち〔1〕

夫を会社に送り出した後、家事をキチンとこなし、平日昼間に別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマにしたドラマ。結婚5年目のパート主婦・笹本紗和は高校教師の北野に出会い、次第に彼のことが脳裏から離れなくなり、やがて越えてはいけない一線を越えてしまう。現代社会が抱える問題に切り込んだ究極のラブストーリー。(2014年7月17日~9月25日放送、全11回)◆第1回。主婦の笹本紗和(上戸彩)は、夫・俊介(鈴木浩介)と平凡ながら幸せに暮らしていた。ある日の午後、紗和はレジ打ちのパート帰りに勤務先のスーパーで無意識のうちに口紅を万引し、目撃した滝川利佳子(吉瀬美智子)から、黙っている代わりに不倫のアリバイ作りへの協力を求められる。利佳子は新築の家で夫・俊介(木下ほうか)と二人の娘と裕福な暮らしをしているが、平日の昼間に不倫を繰り返していた。この日も萩原智也(淵上泰史)と会っていて車上荒らしに遭い、とっさに紗和を利用したのだった。巻き込まれた紗和は、被疑者の高校生に付き添ってきた教師の北野裕一郎(斎藤工)と出会い、次第に惹かれていく。


recent_actorsドラマtvテレビ番組
終われ戦世 ~証言記録 太平洋を越えて~

戦争の傷が今も癒えない人が大勢いる。終われ戦世(いくさゆ)…人々の心からの願いを記録した番組。すべてを失うことになった沖縄戦の実態を、様々な立場の幾人もの眼差しを通して多角的に見つめる。琉球放送創立60周年特別番組。◆1945年はいわば「戦後ゼロ年」。慶良間諸島に米軍が上陸した3月末から、地獄絵のような地上戦が数か月間にわたり展開した。沖縄は田畑も家も村も人も、何もかもが焼き尽くされてゼロになった。沖縄戦の実態は、県史や市町村史の戦時記録などを作る過程で膨大な数の住民証言が調査・記録され、細部まで掘り起こされてきた。しかし、死角のように見逃されてきた人たちがいる。例えば、元米兵の証言は住民と比べて圧倒的に少なく、沖縄戦を戦った米兵たちの人間像は意外にもほとんど明らかにされていない。また、1940年代の沖縄は10人に1人が移民していたという「移民県」だった。にもかかわらず、移民2世の戦争体験はあまり知られていない。海を越えて戦場はつながっている。番組では戦争を生き延びた人たちの心からの叫びを聴き、大切な言葉のひとつひとつを記録する。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ウッティ発! 最後まであきらめない ―大月高校8人の野球部―

山梨県・大月高校野球部の最後の一年間に密着し、彼らの感じたこと学んだこと、そして閉校される学校を巣立ち、社会人になっていくその姿を紹介する。◆1956年(昭和31)創立の大月短期大学附属高校は2014年(平成26)3月で閉校となり、58年間の歴史に幕を下ろした。最後の卒業式では、惜別の言葉として野球部主将・市川俊樹君が涙ながらに思い出と誓いを語り、野球部8人を含む卒業生105人が学び舎を巣立って行った。◆物語は閉校一年前の春から始まる。在校生徒が3年生105人のみとなり、各部活動はほとんど成り立っていない状況。24年間に渡って野球部を指導してきた永島良幸監督は、最後の夏大会に向けて悩んでいた。「野球部の部員が8人しかいない」。9人目最後の選手として陸上部から助っ人を呼び寄せ、何とか大会出場にこぎつける。◆永島監督は選手たちと一つの約束をした。「何があっても最後まで戦い続ける、仲間を信じてあきらめない」。その約束を胸に、生徒たちは最後の夏の一勝のため、汗を流し続けた。しかしたった8人のチームには様々な問題が生じる。それでも永島監督は部員たちを叱咤激励し、野球部を引っ張る。そして生徒たちの心にも変化が生まれていく。


cinematic_blurドキュメンタリーdirections_bikeスポーツtvテレビ番組