音を拾って ~僕らの演奏海~ | ラジオ番組 |
番組ID | R24257 |
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放送日 | 2023.05.27 |
分数 | 60 |
ジャンル | ドキュメンタリー・録音構成 |
放送局 | 東海ラジオ放送 |
製作者 | 東海ラジオ放送 |
制作社 | 東海ラジオ放送 |
出演者 | ナレーション:空木マイカ |
スタッフ | 企画:宮田勝司、制作:宮田勝司、録音:石川友基、録音:須田祐樹、プロデューサー:源石和輝、音楽:ゴミンゾク |
概要 | 名古屋を中心にライブ活動を続けるアート集団「ゴミンゾク」。彼らが奏でる楽器はすべて海洋ゴミから作られている。例えば、ペットボトルのキャップと漂着したブイ、釣り糸を使った「プラチックギター」、魚をイメージした馬頭琴ならぬ「魚頭琴(ぎょとうきん)」など、ネーミングもユニークだ。すべての楽器製作を手掛けるのはリーダーの大表史明さん。独学で作られた楽器から生み出される音は、ゴミ由来とわからないほど本格的である。大表さんが海洋ゴミを使った楽器作りに携わるきっかけは、環境保護団体「サンクチュアリNPO」で活動していた佐々木善之さんの存在だった。佐々木さんは2001年から静岡県浜松市の海岸で海洋ゴミの回収を続けている。佐々木さんによるとゴミの量は右肩上がり。鳥類や絶滅危惧種のアカウミガメなどに深刻な被害をもたらしている。佐々木さんは「地域を汚すと人の生活も身体も汚れる。この問題を他人事にせず、自分たちの生活から改善していくことの重要性を伝えたい」と語る。番組では海洋ゴミから楽器を作り出す際のエピソード、楽器たちが生み出す音色、大表さんらゴミンゾクのメンバーや佐々木さんのインタビュー、ゴミンゾクの演奏もオンエア。ゆったりとして澄みきった音の数々に耳を傾けながら、少しでも海に想いを馳せ、日ごろの暮らしを見つめなおす。 |
受賞歴 | 日本民間放送連盟賞(2023年エンターテインメント番組最優秀、グランプリ候補) |