最後のサコロベ | テレビ番組 |
番組ID | 211160 |
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放送日 | 1975.03.08 |
分数 | 53 |
ジャンル | 教育・教養 |
放送局 | 札幌テレビ放送(STV) |
製作者 | 札幌テレビ放送(STV) |
制作社 | 札幌テレビ放送(STV) |
出演者 | 語り:内田稔 |
スタッフ | 構成:長谷川利治、撮影:広田泰悠、編集:熊谷有祐、作曲:小山卓郎、録音:朝鳥一博、録音:鈴木輝志、翻訳:萩中美枝(アイヌ語訳) |
概要 | 世界三大叙事詩と云われているアイヌのユーカラ。これを釧路地方のアイヌはサコロベと言う。今、このサコロベを語れる人は1人しかいない。阿寒郡鶴居村に独り住む八重九郎老人である。20年前に妻を亡くした後は長男の世話にならず、馬3頭、1匹の犬とで暮らしている。先祖から伝わる神様を守るにはこうするより仕方がないのだと言う。彼は金儲けのための神事は悪と信じ、独りアイヌの伝統神事を守りぬいている。その八重九郎老人がアイヌ神事の仕来りや、神に対する考え方、熊まつりの精神などを説く。一方、北海道ウタリ協会顧問の山本多助老人は、神事は観光と割切っている。各地から集まるアイヌ民族の親睦が目的だとの考えもある。八重九郎老人は、他はどうであれ自分の信念を通し、カムイノミを行い授かりの熊を求めて山へ向かう。◆放送番組センター協賛番組 |