静かな声 | テレビ番組 |
番組ID | 208635 |
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放送日 | 2013.05.30 |
分数 | 51 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
放送局 | 長崎放送(NBC) |
製作者 | 長崎放送(NBC) |
制作社 | 長崎放送(NBC)、プロダクションナップ |
出演者 | ナレーション:仲里依紗、ナレーション:塚田恵子 |
スタッフ | タイトル:山口正記、MA:真浦誠吾、撮影:今村敏和、編集:今村敏和、ディレクター:岩本彩、プロデューサー:真島和博 |
概要 | 長崎市に住む松添博さんは14歳の時に被爆した。画家である松添さんは原爆の絵を描き、その絵を使った紙芝居で修学旅行生に話をする語り部として知られている。しかし81才の春、咽頭癌が見つかり声帯を切除。松添さんは声を失い、語り部ができなくなった。◆語りを伝えることに生きる意味を見出していた松添さんにとって、声は命だ。術後は他人との接触を避けて、自宅に籠もるようになってしまった。そんな中、松添さんは原爆で亡くなった同級生たちの紙芝居を書き始めた。制作過程で分かった癌の再発。声を出せない孤独のなかで完成した紙芝居をみて、松添さんはもう一度かつての惨状を自分の声で伝えたいと奮起する。人工咽頭という機械を使って、声を出すための猛練習を始めた。◆被爆者の平均年齢は78歳。その多くが大病を抱え、残された時間が少ない中で、身を削って自身の体験を語り続けている。番組は、伝える事を諦めない松添さんの姿を見つめ、今という時代と闘う被爆者の決意を伝える。 |