飛騨の俳人・加藤素毛 万延元年つぶやき世界一周 | ラジオ番組 |
番組ID | R21346 |
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放送日 | 2014.05.25 |
分数 | 50 |
ジャンル | 教育・教養 |
放送局 | 東海ラジオ放送 |
製作者 | 東海ラジオ放送 |
制作社 | 東海ラジオ放送 |
出演者 | 相川真一、深谷里奈、ナレーション:松原敬雄 |
スタッフ | 構成:川合登志和、ディレクター:梅沢尚志、プロデューサー:山田英之、技術:森真二 |
概要 | 幕末に飛騨国(現在の下呂市金山)に生まれた加藤素毛は、旅して俳句を詠む吟行をする中、長崎で異国事情に触れ、伝手を頼って遣米使節団の一員となった。咸臨丸が随行したポーハタン号に料理番として乗り込んだ彼は、途上で起きる大小様々な出来事を記録し、時に絵を描き俳句を詠みながら旅を続ける。ハワイでは俳人として四季のないことに戸惑い、パナマでは初めて乗った蒸気機関車のうるささに驚き、ワシントンではホテルの設備に感心した。各地で詠まれた俳句と残された記録から、素毛の行動と心の動きを追う。また、素毛が現代のラジオ番組にゲスト出演という設定で架空インタビューを行う。ヨーロッパを経て帰国した素毛は、後に俳句や絵などを持って各地で身分の異なる人とも交流した。自分の見聞を共有する行為は、ツイッターなど現代のコミュニケーションにも相通ずる。素毛は交流が容易な現代に感慨を覚える一方、人に出会い、伝えることの大切さを改めて思うのであった。 |