テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

仲谷一志・下田文代のよなおし堂

番組ID
R24052
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2022年08月11日(木)16:00~16:48
時間(分)
36
ジャンル
adaptive_audio_mic
トーク・ワイドショー
ondemand_video
報道・時事
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
RKB毎日放送
製作者
RKB毎日放送
制作社
RKB毎日放送
出演者
スタッフ
制作:実藤明子、ミキサー:世利健太
概要
2022年8月10日の夜、エリアのリスナーにとって大切な場所である「北九州の台所」北九州市小倉北区の旦過市場が同年4月に続いて二度目の大火に見舞われた。同市で生まれ育った番組パーソナリティの仲谷にとっては地元でもあり、とても愛着のある場所であることから、朝早くから新幹線に飛び乗って現地に出かけた。放送開始までに戻ってくる予定であったが「生の声を伝えたい」との思いが強く、ラジオカーを現地に派遣し、現場からの中継放送となった。二度目の火災でもあり、どれほどの被害であるかもまだ不明であるものの辛い状況であることには違いない。市場の人たちやその周囲の人たちの気持ちに寄り添いながら、現状を伝えた。一方この日は、夏の甲子園、全国高校野球選手権に地元北九州の代表校・九州国際大学付属高校が出場して勝利した。北九州にとって辛い火災の話題だけでなく、嬉しいニュースも伝えたい。直前の「オトナビゲーションZ」の番組パーソナリティ・西田たかのりが同校の野球部OBであることから、一緒に喜びあった。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(2023年生ワイド番組優秀)、ギャラクシー賞(第60回優秀賞)

同じ年代の公開番組

村上RADIO 戦争をやめさせるための音楽

作家、村上春樹が自ら選曲と曲紹介をする音楽番組。毎回、テーマにちなんだレコードやCDを自宅の棚から選び出し、スタジオに持ってくる。◆今回のテーマは「反戦と音楽」。その歌のコンセプトや歌詞を丁寧に解説しながら曲を聴かせていく。取り上げた曲は次の通り。「NEVER DIE YOUNG」/JAMES TAYLOR、「LAST NIGHT I HAD THE STRANGEST DREAM」/THE WEAVERS、「WHAT’S HAPPENING BROTHER」/THE DIRTY DOZEN BRASS BAND、「WAR」/BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND、「LIVING ON THE FRONTLINE」/EDDY GRANT、「BLOWIN’ IN THE WIND」/STEVIE WONDER、「CRUEL WAR」/PETER, PAUL AND MARY、「THE UNKNOWN SOLDIER」/THE DOORS、「IMAGINE」/JACK JOHNSON、「LOVE AND MERCY」/BRIAN WILSON、「AMAZING GRACE」/HERBIE MANN、以上11曲。


music_note音楽radioラジオ番組
佐久間宣行のオールナイトニッポン0

元・テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行が「オールナイトニッポン0」に挑戦。フリーのテレビマン、48歳で既婚者、娘がいる脱サラおじさんが、一生懸命しゃべる。最年長パーソナリティが送る「メディアミックス ラジオ番組」。(2019年4月放送開始)◆この日のフリートークは、佐久間が高校1年生の娘と箱根神社に行った話。思春期の娘との距離感に悩む佐久間が、娘と一緒に箱根神社に行くことになるまでの照れが混じった感情、実際に行くことになったら準備をしていないフリをしながら、実際には入念にどこで写真を撮影して、どこかで食事をするのか準備をしていたことをドキュメントタッチで語っていく。その目線は、娘との小旅行を心から楽しんでいる父の目線であり、心が温まるトークとなった。そうした中で娘と同じ年の高校1年生のリスナーから、家族との距離感に悩むメールが届き、親の目線からアドバイス、エールを送る佐久間の声も普段よりも熱量が高く展開されていく。ディズニーランドで母親と一緒で恥ずかしかったという高校1年生の男子には、スタジオの作家が思わず反応してしまうなど、親孝行をキーワードに番組は進行。番組の最後には、佐久間のトークをきっかけに亡くなった父親との旅行を思い出したというメッセージを紹介。この日の放送は予め用意されていた内容ではなく、佐久間のトークをきっかけに全国のリスナーが自分を育ててくれている(くれた)父親と母親に思いを馳せる放送になった。


adaptive_audio_micトーク・ワイドショーradioラジオ番組
文化放送戦後77年スペシャル 13歳少女の「決戦日記」 ~天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ~

2022年2月某日、リスナーの倉見知子さんより、自身の母(村上順子さん)が保管していたという戦中の国民学校3年生~5年生時の“考察(テスト)の解答用紙”と“半紙に書いた習字の現物”が大量に届いた。調べると、それらは大変貴重で興味深い「戦中資料」であることが分かった。資料を紐解くと、戦時教育を象徴するような「軍旗朝風」といったような毛筆習字の数々、また“考査の解答用紙”や“綴り方(作文)”を綴じた冊子をはじめ、さまざまな貴重な記録があった。番組では、戦中の自身を「軍国少女だった」と語る作家の澤地久江さんに倉見さんから届いた「戦中資料」を見てもらい、当時のプロパガンダ教育について実体験を交えながら話を聞いた。 さらに、パーソナリティのアーサー・ビナードさんの義理の母で、開戦当初国民学校3年生だった詩人の栗原澪子さんが、終戦間際に、大日本帝国の勝利を信じ、「決戦日記」と自ら名付けた日記を綴り、その日記が現存していることが分かった。この中で 13歳の少女は“一生懸命戦わなくては”と記し、自分を奮い立たせている。栗原さんには、「決戦日記」の一部を朗読してもらった。 戦時中、誰もが暗記し書写した「教育勅語」。政府は戦時体制を徐々に作りあげ、プロパガンダ教育を強烈に推進し、純粋無垢な少年少女たちは見事に洗脳された。77回目の終戦の日を前に、国家が主導することで疑うことなく受け入れてしまう「怖さ」を語り継ぐ。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組