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ラジオ番組

FMシアター ほぞ

番組ID
R23585
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放送日時
2020年07月11日(土)22:00~22:50
時間(分)
50
ジャンル
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ドラマ
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
作:水城孝敬、制作統括:藤井靖、演出:東山充裕、技術:山賀勉、効果:菅野秀典
概要
明治29年(1896)たんすや鏡台などの家具を作る指物師の基一(和田正人)は、39歳にしてひどい物忘れのために客の顔や注文が分らなくなることがたびたびあった。心配した妻のタエ(伊藤歩)は、基一を診療所に連れて行くが原因が分からない。ついには放火事件を起こし、基一は自宅の座敷牢に監禁されることになってしまう。タエは毎日食事を届け励まし続けるが、基一は「指物が作れなければただの用なしだ」と卑屈になっていく。そんなある日、基一はタエと結婚した頃のことを思い出す。それはタエに、「指物を作る時は『ほぞ』という凹凸を彫って板と板をつなぐんです。その『ほぞ』がピタッとはまれば、金釘を使うより頑丈な家具が出来上がります。だから、その、ピタッと離れないように努めますんで」と、約束したことだった。しかし病は進行し、基一はタエを見ても誰だか分らなくなってしまう。第48回創作ラジオドラマ大賞佳作受賞作のドラマ化。
受賞歴
芸術祭賞(第75回優秀賞)

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RSKハンセン病シンポジウム 家族の被害に光を

政府が謝罪し、差別・偏見の根絶へ全力を尽くすと約束した「ハンセン病患者家族の被害」。まさにその方策が国会で話し合われた最中の2019年10月に、RSKラジオではシンポジウムを開催し、その模様を放送した。この番組は、その放送内容に「新型コロナウイルス」の世界的流行で広がった感染者・医療従事者への差別・誹謗中傷などの視点を加えて再編集したものである。◆昭和31年(1956)、黄光男さんの家族はハンセン病を患ったとして長島愛生園に隔離された。最も大切な幼少期を家族と共に過ごせなかったことが後々、黄さんの人生に大きな影響を与える。このように、医学的根拠のない強制隔離政策と官民一体で行われた「無らい県運動」が家族にもたらした悲劇は数えきれない。誰にも言えなかった当事者の悲痛な心の叫びを、竹下景子が朗読で代弁する。パネルディスカッションでは、一貫して国の過ちを糾弾する?田靖之弁護士と九州大学の内田博文名誉教授が加わり、市民も差別に加担した社会構造をどう変えていくかなど、熱い議論が交わされた。


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