テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

栄枯盛衰 円頓寺物語

番組ID
R22972
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年05月24日(日)13:00~13:55
時間(分)
54
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
東海ラジオ放送
製作者
東海ラジオ放送
制作社
東海ラジオ放送
出演者
ナレーション:原田さとみ
スタッフ
制作:梅沢尚志、制作:宮田勝司
概要
尾張徳川家ゆかりの寺・圓頓寺の門前として江戸時代から賑わい、名古屋の三大商店街の一つに数えられた円頓寺商店街。しかし、高度経済成長を境に元気を失い、シャッター街と化してしまった。そんな寂れた円頓寺商店街になぜか惹きつけられた一人の男性。建築家の市原正人さんだ。市原さんの出現により商店街は少しずつ変化し、近年は再び活気を取り戻すまでに。毎年秋には新たなイベント「パリ祭」を開催し、来場者は回を重ねるごとに増えていった。今では高感度で発信力のある客層を取り込むイベントとして認知されるほどの人気に。商店街のブランディングに成功し、個性的な新店舗を誘致、また歴史的建造物や昭和レトロな街並みを生かしたリノベーション建築で新たな客層を取りこむほか、宿泊施設ができたことで欧米や東南アジアなど、世界各国から観光客が集まる商店街へと生まれ変わった。そんな奇跡の復活の陰には、那古野下町衆という立役者たちがいた。このまちを愛する様々なメンバーが織りなす10年がかりのまちづくりを「栄枯盛衰・円頓寺物語」として紹介する。

同じ年代の公開番組

RKK特別番組 十人十色の“おめでとう”

熊本市の商店街の一角に去年オープンした、特別な一着を作る店「トイロ・エフェクトリー」には、上下に分かれた振袖や、お尻に大きな穴があいた袴など、車いすや寝たきりでも着やすいバリアフリーの服が並ぶ。訪問看護士をしていた山本智恵子さん(42歳)が、重い障害を持つ子をケアする母親たちの戦いのような日々を見て、着せやすくかわいい服で子育ての楽しさを感じてもらおうと、店を出した。デザインから縫製まで手掛けるのも山本さんで、普段着に加え、晴れの日に着られる振袖やドレス、袴やスーツを扱う。去年の秋、振袖に憧れながらも車いすだからと諦めていた女性が母親と店を訪れた。山本さんは振袖を上下に分ける大胆なアレンジと、マジックテープを使った帯で、一人でも着られるようにした。振袖姿の娘を見て、母親は心のバリアが取れたと話し、祖母は涙する。そして夢がかなった女性の笑顔には自信が生まれたようにも見えた。一方、亡くなった娘との約束をかなえるために振袖を仕立てたいと店を訪れた母親は、仕立てあがった振袖を手に、前を向いて生きることを誓う。一枚の服をきっかけに起きる小さな輝きをみつめた。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組
ヤジと民主主義 ~小さな自由が排除された先に~

選挙期間中、札幌市の街頭で演説していた総理大臣に向かってヤジを飛ばした男性やプラカードを掲げた女性など少なくとも9人の一般市民が、警察官によってその場から遠ざけられた。地方都市で起きた警察によるヤジ排除。小さな自由が奪われた先に待つものが、この国の民主主義に何をもたらすのかを考えるドキュメンタリー。◆2019年7月15日、札幌市中心部の街頭で参議院選挙候補者の応援演説をしていた安倍晋三首相に、聴衆の中にいた男性が「安部やめろ」とヤジを飛ばした。その直後、男性は十数人の警察官に取り囲まれ、その場から強制的に遠ざけられた。同じように「増税反対」と叫んで遠ざけられた女性に対し、警察官は「演説会場へ行くな」などと1時間半もつきまとった。さらに、年金政策に対する不満を書いたプラカードを掲げようとして排除された女性たちもいた。番組は当時の映像などを独自に集め、元警察官、刑法の専門家、排除された当事者などを取材、公職選挙法をはじめ様々な観点からヤジ排除の問題を検証する。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成ondemand_video報道・時事radioラジオ番組