テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

あなたと見た風景 ~目の見えない初江さんの春夏秋冬~

番組ID
R22663
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2019年11月24日(日)18:15~19:00
時間(分)
42
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
青森放送(RAB)
製作者
青森放送(RAB)
制作社
青森放送(RAB)
出演者
スタッフ
構成:小山田文泰、演出:夏目浩光、制作:山本鷹賀春
概要
ラジオ番組「耳の新聞」で長年パーソナリティを務めてきた内田初江さん(79歳)が番組を引退したのをきっかけに、1年にわたり彼女の日常生活を取材した。10歳で視力を失った初江さんは、盲学校を卒業し、結婚、出産、子育てを経験。現在は青森市郊外の一軒家で、5つ年上の夫、利男さんと二人で暮らしている。利男さんも視覚障害者だ。内田さんの家を訪れると、いつも部屋がきれいに片付いている。どこに物があるのか見えないため、使ったら元の場所に戻すという習慣が身に付いているからだ。子育てに奮闘し、盲導犬とどこまでも歩いた夏の日々。おしゃれを楽しむ秋。そして、二人で支えあう、辛くて長い雪国の冬。番組を引退してから、時間と気持ちに余裕のできた初江さんは、夫婦二人での外出を楽しむ。そして庭に花を植え、再び春が訪れるのを楽しみにしている。
受賞歴
芸術祭賞(第74回優秀賞)

同じ年代の公開番組

NBCラジオドラマ 出島から地球を見た男 ~阿蘭陀通詞 志筑忠雄伝~

「引力」、「重力」、「遠心力」など、科学や物理学に使われる言葉は、江戸時代中期、一人のオランダ語通訳によって“発明”されたものだった。長崎・出島を舞台に、日本人通訳・志筑忠雄(1760~1806)の功績を、架空の物語に構成して伝えるドラマ。◆安永5年(1776)晩秋、当時としては希少品だったワインを酌み交わす二人の青年がいた。阿蘭陀通詞(オランダ語の通訳)の忠雄と竜太郎である。そこに、オランダ渡りの品々を商う宗五郎が加わった。宗五郎は、出島から書物を持ち出すよう二人をそそのかす。数日後、出島に向かった二人だが、橋のたもとで竜太郎が足を踏み外し海に転落してしまう。気がつくと、竜太郎は出島に架かる橋の上に立っていた。しかも“安永5年”ではなく“令和元年”。243年の時空を越えた竜太郎は、歴史学者から忠雄の足跡を聞かされ驚くのであった。◆2019年の日本で普通に使われている言葉。とりわけ天文学や物理学に欠かせない単語や形容詞は、忠雄が編み出したものである。いわば忠雄は、西洋の近代科学と初めて向き合った日本人であった。鎖国時代の出島という小さな窓から差し込んでくる光をおう盛な知識欲で取り入れた一人のオランダ通詞の業績が、時を越え過去と現代を結ぶ物語。志筑忠雄以外の登場人物は架空、現代の登場人物は全て本人が演じている。


recent_actorsドラマschool教育・教養radioラジオ番組