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ラジオ番組

心から心へ 時代を超えて 唱歌・故郷

番組ID
R20737
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放送日時
2012年04月08日(日)14:00~15:00
時間(分)
51
ジャンル
music_note
音楽
放送局
信越放送(SBC)
製作者
信越放送(SBC)
制作社
信越放送(SBC)、コンテンツビジョン
出演者
スタッフ
演出:中島拓生、制作:西沢透
概要
シンガーソングライター、手仕事屋きち兵衛さんは松本生まれ。自然の中で過ごした幼少期の原風景が彼の故郷だ。いつもコンサートの1曲目に唱歌「故郷」を歌うが、震災後はこの曲を歌い継いでいく決意を新たにしたと言う。この曲を作詞したのは、長野県中野市出身の高野辰之だ。辰之の人柄と足跡、そして唱歌「故郷」の詩の世界を、関係者へのインタビューでたどっていく。幼い頃から勉強好きだった辰之は、師範学校を終えて教員になるが、すぐに上京して国文学を研究するようになり、その傍ら、「故郷」をはじめ「春の小川」「紅葉」などの作詞もした。辰之記念館を訪ねる人々は、それぞれに自分の故郷や、歌にまつわる思い出を語るという。きち兵衛さんは、「故郷」は愛の歌だと考える。関係者の証言からも、郷里の山川、親や友への思いを歌ったこの曲の普遍性が見えてくる。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第60回教養番組部門優秀)

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宮城県の離島、出島(いずしま)は東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた。島民の多くは故郷を離れ、仮設住宅などに暮らしている。全校生徒5人になった女川第四小学校では2011年8月、復興支援の一環として子ども達による打楽器カホンのバンドが誕生した。戸惑いながらも練習に励み、どんどん上達する子ども達。招待を受けた神戸市の小学校や、仙台市で行われたイベントで「明日があるさ」を演奏し、その成果を発表した。一方、散り散りになった島の大人達は、島の祭りを復活させ、辛うじて被害を免れた神輿を担ぎ、島民同士の絆を再確認した。島の伝統芸能である獅子風流(ししふり)保存会の一部のメンバーは子ども達への指導を再開。また島の名所を織り込んだ島唄「寺間小唄」を歌う阿部みさをさん(92歳)は、震災で島を離れた翌年体調を崩し、息子に歌を託して他界した。第四小学校は2013年廃校になる。まだまだ先の見えない不安の中で、音楽や祭りを通じて絆を取り戻し、明日への希望を見出そうとしている島の人々の姿を、約1年をかけて追った。


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