テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

土曜ジャーナル 女たちの“戦争”~日記が刻んだ記憶~

番組ID
R03133
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2006年08月19日(土)22:15~22:55
時間(分)
40
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、NHK千葉
出演者
語り:広瀬修子、朗読:大沼ひろみ、朗読:熊崎友香
スタッフ
構成:大石真弘、制作:佐々輝夫、制作統括:鹿野睦、取材:熊崎友香
概要
千葉県八千代市の島さん宅の倉庫には2000冊の日記がある。その多くに戦時下を生きた女性たちの日常が記録されている。島さんは10年以上前から、人々の、特に女性の日記を集め、整理している。昭和初期の女性は、戦地に赴き銃を持って戦う人々の後ろで、兵士を育て、弾を製造し、国家のために食糧管理を支えた。日々の現場はまさに「戦場」であった。日記にはそんな時代を生き抜いた人々の日々の思いがぶつけられている。女性たちの思いを象徴するいくつかの日記を紹介しながら、その作者と遺族を訪ね、日記が刻んだ女性たちの思いを見つめる。

同じ年代の公開番組

不毛の連鎖~モラルなき森からの伝言~

札幌市郊外の閑静な住宅地。その近くの一見美しい森は、実は北海道でも最大級の不法投棄の現場である。森の中に廃車や電化製品の山がおよそ300mに渡って続いている。◆ゴミの森の主とも言える男性がいる。男性は10年前から森に住み、廃棄物を売るなどして生計を立てている。ゴミではないのか?との追求にも男性は「有価物=商品」だとして、一歩も譲らない。さらに取材の結果、勝手に他人の土地に廃棄物を置いていることも判明した。「誰も迷惑していない」と開き直る男性。◆札幌市はこれまで、民有地であり、男性がゴミではないと主張するため手をこまねいてきた。しかし環境省が去年8月、行政指導の指針を改定したため、市が「廃棄物」だと判断すれば、改善命令や告発が可能になった。札幌市はこの春、雪が解けるのを待って森に入り、ゴミの一掃を目指して男性と交渉を始めた。◆「法律が俺の後から出来た」と勝手な言い訳を並べ、市の担当者と丁々発止のやり取りを繰り広げる男性。会話はかみ合わぬままである。市は最終手段として、行政代執行も視野に入れているが、現場が民有地でもあり、多額の税金の投入には市民の理解が得られない恐れもある。結局現状の打破には男性の合意が必要で、今も堂々巡りが続いている。◆説得する市の担当者と、どこ吹く風の男性。札幌のゴミの森で繰り広げられるゴミを巡る騒動。物言わぬ森からは、今日も男性の作業の音が聞こえてくる。HBCラジオドキュメント。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組