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ラジオ番組

土曜ジャーナル シンガーソングライター・松本哲也 大切なあなたへ捧ぐ歌

番組ID
R02958
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放送日時
2005年04月02日(土)22:15~22:55
時間(分)
40
ジャンル
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音楽
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、NHK盛岡
出演者
松本哲也、報告:高井正智、朗読:松尾剛
スタッフ
構成:高井正智、構成:山口勝、構成:鹿野睦、制作統括:近藤敏之、制作統括:長又厚夫、技術:西田俊和、効果:武田公二、取材:高井正智
概要
岩手県出身のシンガーソングライター松本哲也さん。ストリートミュージシャンのコンテストをきっかけに2002年にデビューして以来、各地の児童養護施設や少年刑務所、それに大地震の被災地に足を運んでボランティア活動を続けている。少年時代の大半を、松本さんは児童養護施設で過ごした。人に愛されたいという気持ちは行き場を失い、傷害事件を起こしたこともある。しかし、音楽と人との出会いが松本さんの人生を変えた。自分の過去を見つめ、思いやる気持ちを歌い続ける一人のシンガーソングライターの心の軌跡をたどる。
受賞歴
放送文化基金賞(第32回優秀賞)

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日本初の私鉄電車と松本重太郎

日本で初めての私鉄・阪堺鉄道。今から120年前の1885年12月27日、大阪の難波と堺の手前の大和川停留場を結ぶ7.6キロで開業した。多くの来観人民で埋まった沿線を、イギリス製の機関車「和歌号」は歓声と緊張の中、走り抜けた。阪堺鉄道を立ち上げたのは、当時大阪の経済界でこの人ありと言われていた松本重太郎である。◆開業時、すでに第百三十銀行頭取であった重太郎は、鉄道の建設予定地に立ち、人が通れば小豆の粒を、人力車が通れば大豆の粒を右懐から左懐に入れ替えて通行量調査(今で言うマーケットリサーチ)を行った。暮れも押し迫った12月27日の開業にも、計算されたメディア戦略があった。120年前の新聞内容を再現すると、開業日には花火が打ち上げられ、祝いの餅がまかれ、大阪中の芸子が勢揃いして招待客を接待した。◆重太郎は、鉄道・紡績・ビール・精糖・銀行と起業し、当時の関西経済界を席巻したが、功績にまつわる資料はほとんど残っていない。晩年、紡績事業のつまづきから銀行の取り付け騒ぎが起きて破産するが、「悉皆出します」と一族の全財産を投げ出して潔く引退した。この潔さを小説にしたのが城山三郎、題名は「気張る男」。◆番組は、開業当時の機関車「和歌号」が120年前を回想する形で進行。阪堺鉄道にまつわるエピソードを、重太郎の功績を中心に紹介する。歴史研究者、出生地での伝聞、ひ孫の松本洋さんの証言、ルポライターの現場リポート、各種資料を紹介するアナウンサーが次々に登場、「和歌号」をサポートする。出演は笑福亭小松。


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