ニュース映画
毎日世界ニュース 431 ゆらぐ三池炭鉱
番組ID
N00881
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上映日
1959年11月11日(水)
時間(秒)
128
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
三井三池の再建という難問題を抱えて、大きくゆれる福岡県大牟田市。三池製作所では従業員のほとんどが三池炭鉱労働組合を脱退、籠城して闘う者わずかに20人。人員整理をめぐる黒い闘争は、組合員の間に深刻な動揺を与えて来たようだ。今までは1本に纏まった市民の応援も今度はすっかり変って来た。三井が潰れたら元も子も無くなると、商店街のあえぎも日を追って深刻。ストは嫌だと、一斉にヨロイ戸を降ろしてスト反対のストを行なう商店街も出て来た。町は二つに割れてスト反対、首切り反対のPR合戦。異常な空気に包まれた大牟田の表情である。こうした中で、1959年11月8日、市民グランドでは7万人の組合員が参加して、首切り反対の日本労働組合総評議会九州ブロックの総決起大会が開かれた。社会党の浅沼稲次郎書記長、総評の太田薫議長も乗り込んで、三井団交最後の拠点、2千人の人員整理に直面する三池炭鉱労働組合の応援に力を入れている。いよいよ大詰めに来た三池の対決、21万の大牟田市民は息を殺してその成行きを見つめている。