テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

videocam
ニュース映画

毎日世界ニュース 413 七十万人の労働災害者

番組ID
N00802
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年07月08日(水)
時間(秒)
187
カテゴリ
社会
概要
1959年7月6日、栃木県宇都宮市の大谷石採石場で、落盤事故のため作業中の石工9人が生き埋めになった。ただちに6人が救出されたが、残りの3人は絶望視されるという労働安全週間中に起きた災害事故である。建設の陰にはいつも多数の犠牲者が出て、殉職者の供養碑は各地に見られる。労働災害はこのところうなぎのぼりに増えて、昨年1年間に70万人を超す犠牲者を出している。特に何の保安設備も無く問題の多い中小企業に、労働基準監督署では実態を見極めようと調査に乗り出したが、安全器を付けずに指を落した多くのプレス工員が見られた。労働基準局の窓口は補償金の相談に来る人が絶えない。仕事で指が開かなくなってしまったという婦人も相談に来た。労災病院では職場復帰を夢みながら療養生活を送る患者たち。職業補導所で新しい職場を求めて努力はするものの、失った手足に結婚を断念する婦人たち。一瞬にして全てを失ってしまう労働災害者をなくし、事故の無い安心して働ける職場にしたいものだ。

同じ年代の公開番組

毎日世界ニュース 429 自衛隊二つの顔

まだ水の引かぬ愛知県尾西地方の災害地に残って、復旧作業を続ける自衛隊。銃よりもスコップを肩に隊員たちの目覚ましい活躍ぶりは、地元の人々から大いに頼もしがられ感謝されて来た。子供たちにもすっかり親しまれ、学校への送り迎えから、途方にくれる老人の世話に至るまで、自衛隊員たちがこれほど国民と溶け合ったのは初めての事かも知れない。今度の災害出動で自衛隊が使った費用はおよそ1億円、それはF86Fジェット機1機分に相当する金額で済んだのだ。「こんなに高いジェット機よりもヘリコプターを増やせ」。これが今後の自衛隊に望む国民の声ともなっている。こうした折、アメリカで次期戦闘機の調査を終えた源田実空将の一行が、注目を浴びて帰国した。ロッキードかグラマンか、いずれにせよ1機だけで3億円という高い買物に疑問を持つ人が多くなって来た。安保条約改定のPRに本腰を入れ始めた岸信介首相や藤山愛一郎外務大臣。改定の必要を力説するが、果してどれだけ国民の理解を得ることが出来ただろうか。宮城県では第6管区6千名の自衛隊が出動して、1959年最大の演習が始まった。まるでお祭りでも見物するように集まって来た住民たち。ある隊員は演習より子ども相手の方がずっと楽しそうであった。目に見えぬ仮想敵国に備えて自衛隊を戦闘訓練に駆り立てるより、毎年襲って来る災害という敵から国土を守る方がどれだけその使命に叶っていることか、それは自衛隊員自身が一番よく知っているはずである。


videocamニュース映画

Copyright Broadcast Programming Center of Japan.