テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

videocam
ニュース映画

毎日世界ニュース 419 台風7号の爪跡

番組ID
N00828
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年08月19日(水)
時間(秒)
144
カテゴリ
社会
概要
1959年8月14日朝、時速60キロのスピードで不意を襲った台風7号は、駿河湾から富士川河口に上陸、本土を横断して、山梨県など各地に鋭い爪跡を残した。韮崎市は釜無川の氾濫で一面泥の海と化し、北巨摩郡武川村は国道と橋の流失で全く孤立。渦巻く奔流をはさんで安否を気遣う両岸の人々の姿も哀れである。自衛隊も救出作業に出動、やがて食糧も空輸されて、小学校に収容された武川村の人々はほっと一息ついたが、川沿いの発電所も破壊され、あたり一面流れ込んだ土砂や流木に埋まって手の施しようもない。名物甲州ぶどうや桃も大きな打撃をうけ、死者、行方不明90人、流失家屋300戸にのぼる災害地に、速やかな救援の手が望まれている。

同じ年代の公開番組

毎日世界ニュース 412 日本の鼓動 六月二十五日

1959年6月25日、閣僚を入れ替えて守りを固めた岸信介内閣は、最大の関門、安保条約改訂問題を抱えて臨時国会に臨んだ。政府の防衛力強化の方針に、一周年を迎えた自衛隊習志野空挺団では訓練にも一段と気合いが入り、海上自衛隊には日米相互防衛援助協定による、戦後最大の国産駆遂艦「てるづき」も誕生した。同じ日、アメリカへ向かう練習艦隊と入れ代わりに、鹿児島港に日本の最南端与論島から平和行進が到着、原水爆禁止の悲願を込めて広島への歩みが続けられた。韓国(大韓民国)から米軍の撤退を求めて気勢をあげる北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の人々も、帰国を前に喜びの表情が溢れているが、この日は祖国の姿そのままに、南北入り乱れての朝鮮動乱記念日となった。防衛庁前には安保条約改訂反対のデモ隊が押しかけ、日比谷で全国統一行動日の中央大会が開かれた。防衛予算より米価の補償をと農民も立ち上がり、折りから開かれている米価審議会に適正米価を要求して農林省前へ坐り込みの作戦に出た。夜の街では全学連の学生たちがデモをくり返し、またしても警官隊と衝突し、この日のフィナーレは夜の更けるまで続けられた。1959年6月25日は、国の運命を決める多くの問題を抱えて悩む日本の縮図ともいうべき一日であった。


videocamニュース映画