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ニュース映画

毎日世界ニュース 413 七十万人の労働災害者

番組ID
N00802
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上映日
1959年07月08日(水)
時間(秒)
187
カテゴリ
社会
概要
1959年7月6日、栃木県宇都宮市の大谷石採石場で、落盤事故のため作業中の石工9人が生き埋めになった。ただちに6人が救出されたが、残りの3人は絶望視されるという労働安全週間中に起きた災害事故である。建設の陰にはいつも多数の犠牲者が出て、殉職者の供養碑は各地に見られる。労働災害はこのところうなぎのぼりに増えて、昨年1年間に70万人を超す犠牲者を出している。特に何の保安設備も無く問題の多い中小企業に、労働基準監督署では実態を見極めようと調査に乗り出したが、安全器を付けずに指を落した多くのプレス工員が見られた。労働基準局の窓口は補償金の相談に来る人が絶えない。仕事で指が開かなくなってしまったという婦人も相談に来た。労災病院では職場復帰を夢みながら療養生活を送る患者たち。職業補導所で新しい職場を求めて努力はするものの、失った手足に結婚を断念する婦人たち。一瞬にして全てを失ってしまう労働災害者をなくし、事故の無い安心して働ける職場にしたいものだ。

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毎日世界ニュース 420 深刻化する中小企業スト

7ヵ月の長期にわたって揉め続けた東京池袋の文士経営の人世坐が、ついに経営難を理由に解散した。社長の三角寛氏が従業員に解散を通告。放り出された組合員は偽装解散だと激しく詰め寄ったが、話し合う余地も無く完全に物別れ。このところ長期の泥沼闘争におち入った中小企業の争議が増えて、生活資金をアルバイトで食いつなぐ労働組合員の表情も日毎に深刻化。日経連の後押しで強気の経営者は、こうした労働組合員の弱まるのを待っている。団体交渉の道も閉ざされて、籠城生活を続ける労働組合員たち、上部団体の後押しで立ち上がったものの、長い闘争に資金も途絶えがちだ。一日一人5円の副食費では、健康に異常をきたす者も出る有様。それでも解決の糸口の無い深刻な闘争だ。ついに1959年8月19日、江東区田原製作所では会社側が人を動員して、出荷強行の挙に出たため、工場内で頑張る第1組合員に、第2組合員と警官隊が突入して乱闘騒ぎとなり、第1組合員のひとりが心臓のショックで死亡した。中小企業ストがうんだ最初の犠牲者だ。感情的な対立のために再びこの悲劇を繰り返さないよう、労使ともに正しい争議ルートに則った平和的解決に乗り出して欲しいものだ。


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