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ニュース映画

毎日世界ニュース 404 第三十回メーデー

番組ID
N00759
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上映日
1959年05月06日(水)
時間(秒)
174
カテゴリ
社会
概要
第30回統一メーデーの1959年5月1日、五月晴れの九州福岡の東山公園には、3万5千人が参加。鵜崎多一新知事を始め、折りから争議中の志免炭鉱の従業員も参加して華やかに祭典の幕を開けた。大阪では上空に労働組合と右翼の飛行機が乱れ飛ぶ下で、会場の中央公園は6万の人でぎっしりと埋まった。この日のデモ行進には昔の軍服姿の一隊が、再軍備反対を叫んで人気を集めた。東京では右翼の一団が「愛国メーデー」と銘打って組合の向こうを張ったが、折悪しく雨で待ち人来らず。警戒のお巡りさんも手持無沙汰といったところ。一方、神宮外苑に30万人を集めて開かれた中央メーデーも、朝からの雨にたたられて一面ドロの海。しかし雨にもめげず一斉にデモ行進に移った。初めて参加した北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の人々。皇太子ご夫妻も担ぎ出され、岸信介さんは張り子の虎にされてしまった。こうして1959年も労働者の祭典は全国120万参加の下に、働く者の団結と希望を高らかに謳い上げたのである。

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毎日世界ニュース 402 発明時代

4月8日は発明の日。1959年も全国から81件、100人の人々が表彰された。盛んな発明熱を反映して、特許庁に持ち込まれる出願件数だけは世界一流だが、審査員が実際に試験してみなければ納得出来ないものも多いようだ。新発明の電話自動受信器は、外出中でも電話が先方の要件を録音して置いてくれる装置である。発明者の橋本さんは、量産を目指して研究を続けている。星野博士が発明した話題のシンクロリーダー。この成功によって、音の出る新聞が出現した。革命的な発明として既に大量生産が開始された。街の発明家のために作られた発明学校では、ブームに乗り遅れまいとサラリーマンや街のオバサンたちが、大発明が出なくともチョットしたアイデアを生かそうと、身近な日用品の改良を目指して熱心に勉強している。舞台の合間に、楽屋でお弟子さんを使って新作の機械の試運転をする柳家金語楼師匠も、街の発明家の一人である。そば屋の当麻さんは、商売よりも好きと今日も部屋に閉じ込もって発明工夫に熱中している。作品はすべて実用化するのがモットーで、お手製の運搬器にお手製のそばをを積んで、颯爽と街をゆく新時代のそば屋さんだ。


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毎日世界ニュース 406 ゆらぐ専売制度

瀬戸内海沿岸では流下式という新しい製法を取り入れて、塩の生産はようやく最盛期に入ろうとしているが、一方では、塩の生産過剰のため、整理の対象となった弱小塩田は、今途方に暮れている。伊達政宗の時代から300年の歴史を持つ、宮城県の渡波塩田もその一つ。入浜式という昔ながらの製法では、コストが高くついて外国から安く入る塩に太刀打ち出来なくなったのである。戦後塩不足の時代、増産また増産に追われたのも今は昔の夢。再建も補償もメドがつかぬまま、塩を炊くカマドの火は絶えて、塩田はペンペン草の生え放題。見捨てられてゆく弱小塩田の悲哀である。一方、アルコールは需要減のため、宮崎県の小林工場は経営合理化のため民間払下げと決定。120名の従業員たちは死活問題だけに払下げ絶対反対。市役所に陳情に押し掛けて深刻な表情だ。同じ民間払下げの悩みを持つ福岡の国鉄志免炭鉱の従業員たちも、応援に駆けつけ、払下げ反対の共同闘争を打ち出した。その場へ視察に現れた通産局の役人が、写真を撮ったというのでフィルムを巻き上げられる始末。赤字を抱えた専売制度の危機は、経営合理化の名のもとに、こうした弱小企業へのシワヨセとなって表われて来たようである。


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