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ニュース映画

毎日世界ニュース 400 早期発見に新機軸 現代の医学

番組ID
N00746
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年04月08日(水)
時間(秒)
170
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
第15回日本医学会総会は1959年4月1日、東京で天皇・皇后両陛下をお迎えして華やかに開かれた。外国からノーベル医学生理学賞受賞者ドマーク博士らも参加、熱心な討論が交わされた。研究発表の一つ、東京の順天堂医大第2内科での新しい肝臓障害や胆石の早期診断。局部麻酔のあと、皮膚と内臓の間に空気を送り、こうして出来た空間に「腹腔鏡」と呼ぶスコープを差し込む。このスコープは直径9ミリ、先端に電球とレンズを備え、内臓の表面が撮影出来るように設計されている。この大学では16ミリのカラー映画を作成。さらに、世界で初めての35ミリカメラの撮影を始めた。初めて公開される内臓の各部分。超音波発信機の使用により、胆石の位置も確かめられるようになった。肝硬変の肝臓は激しいデコボコが現われている。従来の手術と異なり、この新しい方法は患者の苦痛を減らし、病気の早期診断に明るい将来を約束している。

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