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ニュース映画

毎日世界ニュース 398 伊豆に来た春

番組ID
N00736
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上映日
1959年03月25日(水)
時間(秒)
161
カテゴリ
地域
概要
あれから半年、伊豆の災害地にも春がめぐって来た。1958年9月26日の22号台風の爪跡も癒えぬ狩野川の流域では、復旧も遅々として進まない。あの日校舎のほとんどを流失した中伊豆の大東小学校では、教室のない生徒たちのために、各地区の詰所で不自由な分散授業が続けられている。秋の運動会も、春の学芸会も出来なかった生徒たちに、待ちわびた遠足の日が来た。楽しいこの日に、亡くなった友達のことが思い出される。久しぶりにみんなそろって嬉しい一日であった。校庭の桜も咲いて、6年生はいよいよ卒業である。早く立派な教室が建つようにと願いながら、思い出の学校を巣立って行った。

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毎日世界ニュース 418 松川事件裁判やり直し

昭和24年(1949年)8月17日午前3時9分、東北線上り旅客列車が突然脱線転覆。乗務員3名を死亡させた松川事件も、あれから丁度10年。1959年8月10日は最高裁の判決の日。無罪要求の行進が被告たちを先頭に続々と東京に入って来る。この日最高裁は異例の警戒ぶり、乗り込んで来た右翼が押し返され、一方では労働組合員たちも警官に阻止されて近づけず、遠くで公正裁判を要求。こうした騒ぎをよそに午前9時過ぎ、南門から傍聴人が静かに入廷。そのあと被告が続いて入る。やがて田中耕太郎最高裁長官も出廷して、午前10時3分、松川事件上告審の判決が下された。「原判決を破棄し、本件を仙台高裁に差し戻す」。裁判はまったくのやり直し。長い間ペンで共に闘ってきた作家広津和郎氏の感慨はひとしお。2審で死刑だった被告は「無罪でないのが残念だ」ともらせば、田中長官は「良心に従う裁判とは、どちらにも気兼ねなしにすることだ」と語る。しかし、さすがに10年ぶりに取り戻した被告たちの喜びは大きく、「松川公判を聞く会」に集まった数千人の労働組合員から、家族と共に祝福を受ける。無罪への明るい見通しに、歓呼の声は夜の街にいつまでもこだました。


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